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oldjapさん のコメント

孫崎氏は国民が「騙されることを望んでいる」と断定しているが、それは間違いであると私は思う。第一に、孫崎氏は安倍政権の方針に反対しているが、孫崎氏の考えも安倍首相の考えもそれぞれひとつの考えに過ぎず、どちらかが正しいという判定は俄にはつけがたい。いずれ10年もして歴史として振り返って見たらわかるだろう。従って国民が騙されているというのは、言い過ぎである。第二に、国民が「望んでいる」というのも言いすぎである。すなわち、平均的な国民には状況を判断できるほどの知識がなく、知能も持ち合わせないのであり、望んでだまされているわけではない。判断できないでおどおどしているだけである。最近問題になっている、TPP、尖閣諸島、原子力発電などについて、平均的な国民には十分な国際、歴史、科学的知識がなく、また、興味もない。孫崎氏にしても前二者については専門家かもしれないが、原発に関する科学的知識があるとは思えない。それが世の中の現実であり、知識や興味の無さは善悪の問題ではないし、その現実について大げさに嘆いてみせるのは、ショウに過ぎず、それこす笑うべき対象のentertainmentでしかない。孫崎氏はその面である程度の成功を得ているようである。
No.1
140ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
TPP は安倍政権の欺瞞を強くあらわしたものである。  安倍政権は、一応 TPP 反対を掲げて成立した。選挙においては120名以上の自民党議員は TPP 反対を掲げた。  しかし、この反対自体欺瞞に満ちた物であった。  衆議院選挙選において、安倍氏が一貫していってきたのは、「聖域なき関税撤廃を前提とする限り交渉には参加しない」というものだった。約束はここまでである。この言葉で「聖域を守ってくれるんだな」と多くの国民は解釈したのですが、それは勝手読みである。しかし、安倍氏は見事に勝手読みに誘導する。こうした文言の使い方は、日本の官僚の典型的な手法である。  そして安倍首相は日本は交渉力を発揮すると言明した。  「安倍首相は 15 日、会見を開き、 TPP( 環太平洋経済連携協定 ) の交渉に参加することを正式に表明した。   賛否両論の中の決断に、国益をどう守っていくのか、今後の手腕が問われる。   安倍首相は「今がラストチャ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。