TPPは安倍政権の欺瞞を強くあらわしたものである。
安倍政権は、一応TPP反対を掲げて成立した。選挙においては120名以上の自民党議員はTPP反対を掲げた。
しかし、この反対自体欺瞞に満ちた物であった。
衆議院選挙選において、安倍氏が一貫していってきたのは、「聖域なき関税撤廃を前提とする限り交渉には参加しない」というものだった。約束はここまでである。この言葉で「聖域を守ってくれるんだな」と多くの国民は解釈したのですが、それは勝手読みである。しかし、安倍氏は見事に勝手読みに誘導する。こうした文言の使い方は、日本の官僚の典型的な手法である。
そして安倍首相は日本は交渉力を発揮すると言明した。
「安倍首相は15日、会見を開き、TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉に参加することを正式に表明した。
賛否両論の中の決断に、国益をどう守っていくのか、今後の手腕が問われる。
安倍首相は「今がラストチャ
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
孫崎氏は国民が「騙されることを望んでいる」と断定しているが、それは間違いであると私は思う。第一に、孫崎氏は安倍政権の方針に反対しているが、孫崎氏の考えも安倍首相の考えもそれぞれひとつの考えに過ぎず、どちらかが正しいという判定は俄にはつけがたい。いずれ10年もして歴史として振り返って見たらわかるだろう。従って国民が騙されているというのは、言い過ぎである。第二に、国民が「望んでいる」というのも言いすぎである。すなわち、平均的な国民には状況を判断できるほどの知識がなく、知能も持ち合わせないのであり、望んでだまされているわけではない。判断できないでおどおどしているだけである。最近問題になっている、TPP、尖閣諸島、原子力発電などについて、平均的な国民には十分な国際、歴史、科学的知識がなく、また、興味もない。孫崎氏にしても前二者については専門家かもしれないが、原発に関する科学的知識があるとは思えない。それが世の中の現実であり、知識や興味の無さは善悪の問題ではないし、その現実について大げさに嘆いてみせるのは、ショウに過ぎず、それこす笑うべき対象のentertainmentでしかない。孫崎氏はその面である程度の成功を得ているようである。
失礼を承知で言えば、孫崎氏は夫人にご自分の論説をお話しになったことがあるだろうか。また、お話しになった時の夫人の反応はいかがだったろうか。もしや、夫人はあくびを隠しておられなかっただろうか。それが平均値であり、驚くことはない。そして、それが国民である成人層の50%を占める婦人の典型的な反応であるといって差し支えないだろう。
TPPは終った。あとは膨大な敗戦処理だけだ
天木 直人
北朝鮮のミサイル発射騒ぎのドサクサに紛れて、よくもここまで屈辱的な日米合意を飲んだものだ。TPP予備交渉という名の対日市場開放要求をめぐる日米交渉のことである。「われわれは、あまりに日本に不公平だったので妥協しなかった。安倍政権は妥協して交渉参加表明をすることはないですね」。3月11日の衆院予算委員会でこう質問したのは前原民主党議員だった。すでに民主党政権下において米側は自動車の非関税障壁撤廃やかんぽ生命保険の開放を日本のTPP交渉入りの条件として要求していた。そのこと事を暴露して安倍自民党政権にまさか譲歩はしないだろうと迫ったのだ。それからわずか1ヶ月後のきのう4月12日、その「まさか」が、あっさりと行なわれた。民主党政権でさえも拒否した屈辱的な譲歩が、こともあろうに「日本を取り戻す」と繰り返す愛国・保守の安倍首相の手によってなされたのだ。すべては安倍首相の面子を立てるためだ。さすがにきょうの各紙は報じざるを得なかった。「TPP 危うい国益」(朝日)、「事前協議 譲歩の連続」、「焦る首相 見透かす米」(東京)、「急いだ合意 目立つ譲歩」(日経)などなど。
TPPは終った。米国は取る物は取った。あとは更なる理不尽な要求を次々と日本に突きつけてくるだけでいい。飲まなければ議会が日本の参加を認めないぞと脅かすだけでいい。その一方で日本は得るものは何もなく、玉虫色で誤魔化した農産物の例外扱いの防戦一方となる。
しかも例外を認めてもらえる保証はなにもない。今度は二国間交渉ではなく他の参加国と一緒になって日本を攻めればいいのだ。TPPは すべて日米予備交渉で終った。あとは不毛な敗戦処理で消耗させられるだけである。私がTPPについて語ることはもうない
> 私は騙される国民の側に、大きい責任があると思う。
騙されているというより、イソップ寓話の「酸っぱい葡萄」状態ではないでしょうか。
どうすることもできないと悟った後は、状況を自分に都合よく解釈するだけ。
米国は日本にとって、さながらカルトの教祖で、日本はそれに一切逆らえない信者同然です。
この信者らは、「教祖」の狂った振る舞いにはまったく目を瞑り、仲間の中からそれを非難する者が現れると、粗探しに躍起になって、難癖、因縁付けレベルの「ルール違反」をあげつらい、潰しに掛かるのです。
私のサラリーマン生活でもお馴染みの光景です。
日本は、本当にどうしようもない国になっていると実感します。
TPPは、日本の安全保障に関わる問題だと安倍晋三は言い放ちました。結局はこれしかないのでしょう。
先生が仰る「騙されるほうが悪い」は、
別の意味でも、近い将来、的中すると思います。
米韓FTAで、韓国側が死守した唯一の聖域である「米の例外品目」が、
発行からわずか1年目にして「再交渉」を求められているようです。
<米韓FTA発行から1年の現状>
http://www.jacom.or.jp/tokusyu/2013/tokusyu130312-20099.php
「入場料」+「会員費」を巻き上げた上、契約内容も放棄。
おそらく「退会料」もふんだくるつもりでしょうね。
もう、やってられません・・。
>No.1、No.2
大好きなおじさんに、私のお友達を紹介しますっ♪
http://www.youtube.com/watch?v=wU55V5uak9g