TPPは安倍政権の欺瞞を強くあらわしたものである。
 安倍政権は、一応TPP反対を掲げて成立した。選挙においては120名以上の自民党議員はTPP反対を掲げた。
 しかし、この反対自体欺瞞に満ちた物であった。
 衆議院選挙選において、安倍氏が一貫していってきたのは、「聖域なき関税撤廃を前提とする限り交渉には参加しない」というものだった。約束はここまでである。この言葉で「聖域を守ってくれるんだな」と多くの国民は解釈したのですが、それは勝手読みである。しかし、安倍氏は見事に勝手読みに誘導する。こうした文言の使い方は、日本の官僚の典型的な手法である。
 そして安倍首相は日本は交渉力を発揮すると言明した。
 「安倍首相は15日、会見を開き、TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉に参加することを正式に表明した。
 
賛否両論の中の決断に、国益をどう守っていくのか、今後の手腕が問われる。
 
安倍首相は「今がラストチャ