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りゃんさん のコメント

孫崎さんも最近朝鮮戦争にふれる記事をお書きだったが、そこからも明らかなように、朝鮮戦争は、発端は北が南を侵略した戦争であり、(ソ連も積極的関与にはおよびごしだったのに)毛沢東が国内的な思惑から北に手を貸した戦争である。これがどうしてもわからないヒトビトがいるのはほんとうに不思議だ。

さて、ここ数年で半島情勢はかなりかわっている。
韓国では朝鮮労働党の秘密党員といわれる文が大統領になった。「朝鮮労働党の秘密党員」というのには、ことがらの性質上、明確な根拠など示しようもないが、文のおこなおうとしている検察「改革」や、ソウル市長の自殺にまつわるいろいろなど見るにつけ、少なくとも韓国の権力中枢に北勢力がかなり浸透していることは間違いないであろう。
北朝鮮は北朝鮮で、金正恩は脳死状態で、実質的な権力は与正がにぎっているといわれるが、今後内紛がおきる可能性がある。

こういう事情で、南には北を攻める理由がなく、北には南を攻める余裕はない。米国も南に未練がありで、半島から撤退はしないだろう。したがってこのままズルズルとこのまま大規模な戦争は起きずに4年間がすぎそうだ。

この4年間は、北の立場にたてば、政権をたてなおすチャンスでもあるが、米国も北の内紛にさまざまに工作をおこない、政権を自壊させようとするだろう。すなわちピンチでもある。

わたし自身は、登場人物みな悪人のこの半島劇において、日本にとってはまず金王朝がたおれるべきだと考えている。
No.5
48ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 バイデンが大統領になり、明確に変わる政策の一つが対北朝鮮政策である。  最終大統領討論会において、トランプは「自分が大統領になった時には北朝鮮政策は大混乱の中にあり、今にも武力衝突が起こるような状況であった。しかし、自分の政策により戦争がなくなった」と述べ、他方バイデンは「 金正恩は独裁者だ。こんな人物と交渉するトランプは間違っている」と厳しく糾弾した。  こうした流れからして、バイデン政権の北朝鮮政策は①核兵器開発、ミサイル開発の中止を強く求める、②北朝鮮側が呼応しない場合、制裁措置を模索することが出るとみられる。  この中、韓国・東亜日報が、かつてバイデンに近かったジャヌージ氏のインタビュー記事を掲載している。 A -1 : 事実関係 (韓国)東亜日報「「バイデン氏はトップダウン方式に消極的」、 側近のジャヌージ氏に単独インタビュー」(適宜入れ替えなど) ジャヌージ氏は、バイデン氏が2000年代に米上院
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。