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p_fさん のコメント

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p_f
> 私は2010年、『日本人のための戦略的思考入門』という本を書いた。基本は安全保障に焦点を当てた本である。

その「あとがき」で我々が戦略を学ぶべき理由がまとめられているが、一言で言えば、対米隷属に凝り固まった権力者の嘘と詭弁に騙されないため━ということだ。
しかし、本題の件、車の運転ができるわけじゃなし、何が楽しくて生きているのか気が知れないゾウリムシなどと一緒にされたくない!とは思う━それは冗談ですが、孫崎さん含め、勝ち抜いてきた人の視点が「如何に勝負に勝ち、トップに上り詰めるか」となるのは避けられないのかと思う。この視点こそ新自由主義の源だからだ。
新自由主義には、言わば、森の中の一本の巨木が養分を全部吸い取って、周りの小さな草木を全滅させてしまうイメージがある。そうなれば土壌も痩せ、早晩 巨木も倒れるのがオチだ。
あるいは、収穫するのに苗木もろとも、漁獲するのに稚魚もろとも獲り捲って、次のシーズン以降もはや獲るものが全く無くなってしまうようなイメージだ。
資質に恵まれ「オレはいけそうだ!」と思う者が「トップ」を目指すのは一向に構わないが、万人の道でないのは明らかだ。先日の種苗法改定(改悪)もそうだが、何処までも弱肉強食を前提にする権力者側の戦略に一般大衆が反撃するための戦略こそが緊要だ。
No.1
48ヶ月前
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私は 2010 年、『日本人のための戦略的思考入門』という本を書いた。基本は安全保障に焦点を当てた本である。だが執筆にあたり、経営戦略の本も見たし、「ゲームの理論」も取り入れた。近代の戦略論だけではなく、紀元前 500 年頃の「孫子」や紀元四世紀頃に書かれたとされるインドの『実利論』なども見た。戦略とされる本は一応目を通してきた。  その中、驚く本が出た。「私達の眼の前にいる生き物達は,全て三十八億年の進化の歴史の中で勝ち抜いてきた勝者である。この進化の歴史の中で、生き物達は勝ち抜き、生き抜くための戦略を発達させてきた」としてその戦略を学ぼうとするのである。本は稲垣栄洋書『38億年の生命史に学ぶ生存戦略』である。幾つかの記述を見てみたい(適宜修文)。 ・「ナンバー1しか、生きれない」これが自然界の世界に存在する唯一の真実である。 ・ゾウリムシとヒメゾウリムシを同じ水槽で飼う。最初のうちは双方とも数を延ば
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。