りゃんさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
セルゲイ・エセーニン( 1895 年 - 1925 年)、訳:孫崎享 エセーニンはロシアで最も人気のある詩人の 1 人、エセーニンの著作のほとんどはスターリンとフルシチョフの政権下で禁書とされた。エセーニンは自身の手首を切り自身の血で告別の詩を書き、翌日アングレテール・ホテルの暖房配管から首を吊って自殺。 30 歳。ただしこれは公式発表による死因であり、死の真相は未解明。
まだ 生きてるかい、 婆さんや? 俺は生きてる。よろしく、よろしく! お前さんの小屋の上に 漂わせてよ 夕時の言うに言われぬ光を。
人々が書いてくるんだよ、お前さんが、不安を秘めて、 俺のことを、とても悲しんでるって。 お前さんが 頻繁に道を行き来してるって、 流行おくれの古びたシュシュンを着て。
夕暮れの青ざめた闇のなかで 幾度となく同じことが浮かぶだろ: 誰かが酒場の喧嘩で 俺をぶ厚い短刀で心臓を突き刺したと
何というこ
https://ch.nicovideo.jp/magosaki/blomaga/ar1951790
上に引用したurlのコメントのなかでは、
フレデイさんも、
「共産主義ではプロレタリアの救済は不可能だろうとエセーニンさんは見通していた。この詩はそういうメタフォーを持ったものだと感じてます」
と的確なコメントをされているとおもいます。
エセーニンについてはほとんど知らなかったので、ネットで得た知識ですが、
changeさんもお書きのように、
楽園はいらない、ふるさとがほしい
という言葉を残したということです(※1)。
不勉強で、エセーニンがこの言葉を発したときなにを考えていたのかは知らないのですが、
想像では、「楽園」を掲げて農民の「ふるさと」を破壊していくボリシェビキ革命への
違和感・異議がこめられているのではないかとおもいます。
現代においてトロツキズムの後継者といえるのが中国共産党で、かれらが
ウイグルやチベットでおこなっているのはまさに、
ふるさとを奪って「楽園」を強制するということでしょう。
わたしが中国共産党がウイグル等でやっていることのプロパガンダ映画をつくるなら、テーマソングは
ジョン・レノンの「イマジン」ということになります(※2)。
日本もこの先おおいにありうるシナリオとして、DSの意向に忠実な菅政権とDSとずぶずぶの中国共産党の影響下で、中国人の貧乏人がさらにおしよせ、定住し(※3)、たとえばフレデイさんのお孫さんたちと職をうばいあうことになるのでしょう。ではいまそのお先棒を担いでいるのはどういう人たちでしょうか。
そういうことを考えながら、今回の記事の詩を読んでいると、直接はなんにも政治的なことを書いていない詩が、政治的な背景を強く感じさせる詩にみえてきます。
※1 https://www.tripuuu.com/article/?p=3803 に、エセーニンのふるさとの写真が掲載されています。
※2 「イマジン」の歌うユートピア自体について、わたしは反対ではありません。はるかに遠い未来、ゆっくりゆっくりそういう世界が実現できたらいいなとおもいます。しかし、どういうものであれ「ユートピア」を性急に実現しようとしたときの残虐、そしてそれが人の善意にいかにつけこむか、についても、人類はすでに多くの経験を積んでいると思います。
なお、「イマジン」は音楽としても優れていると思います。むしろ好きな歌です。しかし、それはそれとして、ということですね。
※3 茂木外相は自分のブログで、外国人地方参政権について賛意を示しているそうです。わたしはしばしば特定のヒトビトから自民党系と言われてきましたが、わたしがこういう自民党を支持しているわけがないじゃないですか。
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