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p_fさん のコメント

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p_f
>「相手に自分の国を完全に破壊できるという保障を与える」ことで戦争を避けるという全く新しい戦略が中心となった。

孫崎さんにそう言われれば、ド素人としては「そういうものなんだろう」と思うしかないが、どうも違和感がある。
敢えて係る保障を与える というならば、イランだろうが、北朝鮮だろうが、何処の国にも自由に核兵器を持たせればいいでないか━となりませんか。核兵器保有国は それが恐ろしく危険な「諸刃の剣」であることを十分認識しており、仮に先制攻撃で使った日には、報復攻撃で自国が確実に破壊されるのも時間の問題と熟知している、報復攻撃すら一切封じ込めが可能な攻撃方法など無いからだ━それで必然的に「仕方なく」、「使うことは およそあり得ない」ままの状態となるのではないでしょうか。
しかし、そんなことより根本的な違和感は、これが殺戮、殺し合い、人殺しのノウハウ論でもあることだ。アクセルとブレーキ一緒に踏んで「車が崖から落ちるのを食い止めるためだ」と悦に入る大国エリート連中のバカさ加減だ。初めからどっちのペダルも踏まなければいいだけでないか。
No.5
47ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
核兵器の出現は戦略を一転させた。キッシンジャーの『核兵器と外交政策』の説明が核心をついている。 「熱核兵器の保有が増大することによって、戦争があまりにも危険なものと言わないまでも、少なくとも割の合わないものにさせる一種の行き詰まり状態を作り出している。それはもはや、戦争が考えられる政策追求の手段ではないという見識である。」  核戦略の核心は相互確証破壊戦略である。図で見てみよう。  ソ連 →           米国(完全に破壊される)  先ずソ連は米国を攻撃すれば、米国は完全に破壊される。  米国 →           ソ連(完全に破壊される)  米国がソ連を攻撃すれば、ソ連は完全に破壊される。  この状態の中、米国・ソ連とも最初に攻撃したら、相手を打ち負かせる。量・質の点でどちらが比較優位にあるかは問題ではない。最初に攻撃した方が勝ちだ。大変に危険な状況である。ある日、ソ連が「米国を攻撃しよう」と
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。