フレデイ タンさん のコメント
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核兵器の出現は戦略を一転させた。キッシンジャーの『核兵器と外交政策』の説明が核心をついている。 「熱核兵器の保有が増大することによって、戦争があまりにも危険なものと言わないまでも、少なくとも割の合わないものにさせる一種の行き詰まり状態を作り出している。それはもはや、戦争が考えられる政策追求の手段ではないという見識である。」 核戦略の核心は相互確証破壊戦略である。図で見てみよう。 ソ連 → 米国(完全に破壊される) 先ずソ連は米国を攻撃すれば、米国は完全に破壊される。 米国 → ソ連(完全に破壊される) 米国がソ連を攻撃すれば、ソ連は完全に破壊される。 この状態の中、米国・ソ連とも最初に攻撃したら、相手を打ち負かせる。量・質の点でどちらが比較優位にあるかは問題ではない。最初に攻撃した方が勝ちだ。大変に危険な状況である。ある日、ソ連が「米国を攻撃しよう」と
いわゆる「相互確定破壊戦略」下にあると見られる米国とロシアの関係で世界最大級で将来性に富む中国がロシアの側についた。米国は軍事的にはNO.1の一から転げ落ちた。
米国が普通のセンチメントを有した国であれば、平和路線の採用をする筈だ。だが、この国は普通じゃない。はっきり言えば、異常の国だ。独立以来、戦争に戦争つなげてきた国。戦争なくしては一時も生きていけない国。
米国は新たな規格の戦争を必ず起こす。昨年12月初の国連総会で米国はナチズムを肯定している。その裏には日本の軍国主義の復活が織り込まれている筈だ。
今の日本の政権担当者は知って無いだろうが、第二次世界大戦は米国の支配者がヒットラーを後押ししてドイツ全体をソ連にぶつけたことで始まり4年もの長い間世界的に展開されたもの。目論見かなわず、ドイツ全体は惨めな敗北を喫したが、米国は無傷で世界のリーダーシップを獲得したではないか。
大戦とは言えないかもしれないが、第三次はあり得る。米国の後押しで日本が中国との戦いに追い込まれる。日本全体が壊れるが、本土の米州48はしっかり無傷。そういう戦争が米国支配層の頭の中にある筈だ。無い訳が無い。私がもし米支配層にあればまず考えるくらいだから彼らに無い訳が無い。
自民党の中心にした日本の政治家は、まずコロナを退治したら、今蔓延している嫌中感情を改める方向に全力を尽くさねばならない。金がかからず簡単な工作で対中好感情を生み出せるのだから。
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