なしさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
私は1993年大使としてタシケントに赴任しました。赴任時最初に待ち受けていたのは、絵画のモデルになることでした。ウズベキスタンは独立した後、芸術家協会が主催して、各国の初代大使の肖像画を描いておこうという構想です。これを契機にウズベキスタンの多くの画家と知り合いました。その内、タタール系女流画家 ガンバローバとその夫チューブと知り合います。ガンバローバはきれいな色彩の絵を描いいて、ある時何故ですかと聞いたら「生活が苦しいでしょう。せめて絵だけは明るくと思っています」との答えでした。絵は 100ドルから200ドルの間でした。何点か購入した後、「貴方の絵は安いので幾つか買いましたが、100ドルから200ドルは安すぎますよ」と述べたら、「自分の作品がそんなに安いものでないことは私自身が一番知っています。しかし独立後の経済混乱で誰も絵を買いません。だから生きるために安くせざるを得ないのです」でした。
おっしゃるとおりですね。
わたしはどうも先進国の定義を経済面に偏りすぎて
考えていたようです。
ついでにせっかく議会制民主主義国に生を受けながら
政権を変えようとしない、そして政治家の息子や孫の
国会議員比率がどんどん上がっていく有権者の意識なども
先進国とは言い難い重要なファクターかもしれません。
ところで、ようこそ孫崎さんの板へ。
わたしが言うのも変ですが。
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