りゃんさん のコメント
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軍事的に米中が尖閣諸島周辺で戦争すれば、今や、米軍が負ける状態が到来している(その1)。 ランド研究所は、カリフォルニア州サンタモニカに本部を持つ米国屈指の軍事研究所である。ラムズフェルド元国防長官、ライス元国務長官、カールッチ元国防長官、ブラウン元国防長官、モンデール元副大統領等がランド研究所に関連している。米国で最高の軍事研究所と言っていい。 このランド研究所が二〇一五年、「アジアにおける米軍基地に対する中国の攻撃( Chinese Attacks on U.S. Air Bases in Asia 、 An Assessment of Relative Capabilities, 1996–2017 )」と題したレポートを発表した。主要論点は次の通り。 ○中国は軍事ハードウエアや運用能力において米国に遅れを取っているが、多くの重要分野においてその能力を高めている。 ○中国は自国本土周辺で効果的な軍事
しかし、南西諸島も中国もむかしから同じ場所にあるのに、なんで陸上自衛隊をいまごろ配備する必要があるのだろう?
これはランド研究所のこの記事に関係ある。つまり、制空権を米軍が握っていれば、南西諸島に上陸する中国軍を空から殲滅できるが、それができない場合にどういうことが想定されるかということだ。
嘉手納基地が中国のミサイル攻撃を受けて使用できないような状態をむかえれば、当然そのときは米軍も中国空軍の基地を攻撃するから中国軍もじゅうぶんな航空兵力はだせない。この点では両者イーブンである。すると、海上勢力(潜水艦をふくむ)、地上勢力が問題になる。日本は潜水艦ふくめた海上勢力はそこそこいけてるが、いったん島に中国軍に上陸されてしまえば、陸上自衛隊がいなければあっという間に中国軍に制圧されてしまう。
だから、島に陸上自衛隊を配備しよう、となるのだ。
この考え方は台湾においてもまったく同じで、海上勢力をおぎなうために米国(だけでないのだが)が空母を遊弋させたり、台湾軍が海上演習をしてみたり、台湾軍と米軍が数十年ぶりに合同演習をしてみたり、といったことがやられていそうじゃないかな?
やったかやらなかったは、調べてみればすぐにわかるはずだけど、やっていれば、新聞にも確実に書かれているはずだ。
そのさきは、台湾への米軍駐留だろう。これがホットな問題になりそうじゃないかな?たぶん新聞にも書かれたことがあるんじゃないだろうか。
・・・とちっちゃいこどもに噛んで含めるように調子で書いてきて、正直、むなしくなってきますね。
政治的立場に関係なく、日本のふつうの庶民はこれくらいアタマにはいっていて、「南西諸島に陸上自衛隊を配備する話」をきいたりすれば、「米軍が制空権失いつつあるからなあ」とおもうわけです。まあ、18のウォーゲームの全てでアメリカは破れている、なんてのまで知ってるひとはあんまりいないとおもうけども、18というのは本質ではない。
ところが、世の中には、そんなこと新聞に書いてないじゃないか!と怒り出すヒトがいるんですね。不思議なことに。
これはまあ、新聞が悪いというよりも、アタマが悪いんだとおもうけど、なんでアタマが悪くなったかというと、新聞なんか読んでたからだとおもうので、やっぱ新聞が悪いんですかね 笑
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