• このエントリーをはてなブックマークに追加

フレデイ タンさん のコメント

孫崎先生の考察への三つの問いかけに対する私の答えは」次の通りです。

(1)この現象は日本に厳然と存在すると私は思います。私、若いころ、アジアの諸都市を巡ってました。ある都市で、オーストラリア人の工場と取引関係があって、社長以下技師長までのエクゼクテイブと交際しました。彼らの私生活が日本人と全く違うのを発見したのです。6人のエクゼクテイブでゴルフを趣味にするのは唯一人、彼は土地の有名クラブでクラブチャンピオンになるほどの男でした。残りの5人はそれぞれ趣味が、私生活が違ってました。日本人が全員ゴルフは必須なのに比べて大違いです。しかも、奇妙なのは、ゴルフ場でも一糸乱れず団体行動です。土地の人間は昔の侵略軍みたいだと言ってました。
(2)日本の米作が少数説を許さない社会の形成者。私もそう思います。それがさらに発展し、昔の米作の共同体が小選挙区に成長し、自民党の決定的な地盤となって、晴れて、独裁体制を構築することになったのです。私の眼には江戸時代の幕藩体制に見えてます。
(3)日本と正反対の狩猟民族の社会は狩場を守るという意味で同調圧力の誕生は不可欠ですが、狩猟には個々人の判断と技術は欠かせません。奴隷的側面の存在が否定出来ない米作とは根本的に違います。
No.2
45ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
孫崎享著 『日本国の正体』中、農業②キャンペーン型稲作 ベンダサン  イザヤ・ベンダサン著 『日本人とユダヤ人』( 山本書店、一九七〇年)は日本人論の傑作である。著者はユダヤ人という触れ込みであったが、山本七平であるというのが通説である。ただし執筆において、外国人が論議に関与した可能性が高いので、ここに掲載した。 ・日本の稲作は、気候の点で無理があるから , 否応なし、待ったなしの緻密な計画のもとに手ぎわよくやらねばならない。三月に苗代、梅雨期に田植え、台風前の結実、秋の快晴に取り入れといったスケジュールは崩せない。 ・中世の日本では人口の八十五パーセントが農民だったというから、国民のほぼ全員が一千数百年にわたってこういう訓練を受け続けてきたわけである。従って、一定期日を定めて、そこから逆算し、いわゆる秒きざみのスケジュールで事を運ぶ点では、全世界広し言えども日本人の右に出る者はいない。 ・このキャンペーン
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。