りゃんさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
・ バイデン政権の対外姿勢の柱は対中強硬路線である。 ・この強硬路線の遂行において、国際協調を行うことを意図している。 ・その一環として「日米豪印、 12 日に初の首脳会談 インド・太平洋で連携狙う」「バイデン米大統領はオーストラリア、日本、インドの首脳と 12 日にネット経由で会談を行う。「日米豪印戦略対話(クワッド)」呼ばれる枠組みで、バイデン氏が各国首脳と協議するのは今回が初めて、クワッドの枠組みは、アジア・太平洋地域で影響力を増す中国に対抗する狙いがあるとされる」と報道されている。 ・こうした中、米国は二階幹事長がこうした流れに反し、対中融和政策推進派とみられている。 ・すでに昨年7月末、ワシントンの有力シンクタンク「戦略国際問題研究所( CSIS )」は今井首相補佐官と二階自民党幹事長を、親中路線を推進する人物として批判。 ・バイデン政権ではいわゆる「ジャパン・ハンドラー」が復活した。彼らは従来より、対
CSISの報告書そしてバイデン政権誕生に「呼応して」(孫崎さんのタイトル中の表現)、日本国内で「右寄り」からの二階批判が高まった
ということなら、間違いだ。
わたし自身「右寄り」だと自認しているが、昨年のとくに1月、2月、3月ごろは、チャイナ肺炎に対する初動失敗に関連して、安倍政権も自民党も二階幹事長も、この孫崎ブログの場でも、厳しく批判していた。過去のログを読めば、いくらでも証拠は残っているだろう。CSISの報告書が公表されたりバイデン政権が誕生する前のことだ。
この場ではわたしに賛同するひとびとはいなかったとおもうが、「右寄り」界隈ではわたしのような意見は、ニュアンスの違いは多少あれども、当時から普通であった。つまり、「呼応」などはしていないのだ。
最近二階批判が高まっているというのが客観的に本当なら、それはCSISの報告書そしてバイデン政権誕生に「呼応」したからというよりも、ことし確実に総選挙があり、「右寄り」界隈がそれに向けて新党を結成しているからだというのが、わたしの見立てだ。自民党を食おうとしているのだ。
「右寄り」新党およびその背景にいる多数の国民の政治意識は、現在の自民党を否定した中から生まれてきたものであり、目標は自民党から自分たちへの政権交代だ(現状、ほど遠いことではあるが)。中国への警戒心は隠さないが、だからといって、親米というわけでもない。ここのところが、どうしてもわからないひとびともいる。
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