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りゃんさん のコメント

孫崎さんの言いたいことはわかっているとおもうが、今回はまず国務長官と国防長官という米政権の重要人物が二人日本にやってくるのであり、その後わが総理大臣が訪米するのだから、倭の五王時代の「忠誠のこころざしを示し」という外交行動とは、外見も、実際の意味合いも少し違うのではないか。また、バイデンはあの認知症の状態では外遊などできないであろう。
(ただし、日本が米国の属国であることはもちろんかわらない)。

今回はクアッドおよび今後の対中戦略を日米間で詰めることが主要な目的なのだろうが、中国に対する威嚇の意味があるのでさも進んでいるように発表されるかもしれないが、実際にはたいして進まないだろうとおもう。

たとえばクアッド4か国のなかで、もっとも最初に中国と妥協しそうなのが米国そのものだとわたしはおもっている。

ただし、中国が一段なにかすすんだことをしてくれば別。中国が本当に賢いかが問われるとおもう。

以下は余談だが、

【句麗(高句麗)は無道であって、見呑を図ることを欲し、辺隷をかすめとり、ころしてやまぬ。常に滞りを致し、もって良風を失い、路に進んでも、あるいは通じ、あるいは通じなかった。】

云々とあるのを読むと、その当時から、半島がどのような存在であったか、そして半島をどのように管理するかを半島に影響をもつ大国と詰めるのが日本外交の重要な問題だったのだなとわかる。いまもかわらない。今回もこの話題は(公表されるかはともかく)話し合われるであろう。

わたしは、大きくは、半島とのかかわりを減らしていくべきだとおもっているので、この点での米国の存在は迷惑に感じる(米国がいると、無理やり韓国と仲良くする体をとらされる)。

また、本来の「中国に対する朝貢」について詳しく知っているわけではないのだが、中華帝国に服属するかわりに、みつぎものよりもずっと価値のあるものを授けられたと聞いたことがある。朝貢するにはそれなりの見返りがあるわけで、朝貢が先か見返りが先か知らないが、中国も昔ながらのこの手法の応用でかなり多数の国々を全世界で手なずけてはいるように見える。そういうのは、孫崎さんにはどう見えるんだろうか。
No.7
45ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
菅首相は12日、来月前半に米ワシントンを訪問し、バイデン大統領と会見する予定である。  日本国内では、バイデン大統領が直接対話をするのが、日本が一番最初とはしゃいでいる。  米国国内、欧州でのコロナ感染状況を見れば直接対話の次期ではないとみるのが通例だ。それをおしていくのであるから、むしろ、滑稽ですらある。  私は、『日本国の正体』で、日本の一部の前身、「倭」の国王が中国に出かけ、中国から日本の国王と認められる行動を繰り返していることを記載したが、それは今日の日本の首相が米国もうでをする姿と類似しているのでないか・ *******************************  宋書:「倭」の五王(天皇)が使いを中国へ 『宋書』、中国南朝の宋について書かれた歴史書。沈約(四四一年 - 五一三年)が斉の武帝に命ぜられて編纂した。「夷蛮伝」中に「倭」について記述している。 ・倭国は高麗の東南大海の中にあり、
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。