p_fさん のコメント
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日本は核兵器を持たない。 日本の周辺には中国、ロシアの核保有国がいる。彼らが日本を核攻撃しないような国際合意を形成していくことは日本の国益になる。極めて単純明快なことである。 だが米国の軍関係者は、常に自分たちが「先制攻撃」する選択を持とうとする。このグループを、国防省と、軍事産業と一体になった軍産複合体と呼ぶ。その代弁者が「ジャパンハンドラー」と呼ばれるグループだ。日本の安全保障政策はこれらの人々に牛耳られている。 そして、「先制核攻撃」はどう考えても日本の国益になるが、それをしないという。物笑いだろう。 こういう人々は日本は「核の傘」で守られているというが、核兵器の運搬手段が発達した今日、「核の傘」は機能しない。 ちなみに日本は「核不拡散条約」にうかつて参加したが、その時日本政府がとった方針は、「核保有国は非核保有国に核兵器を使わない」という国際約束を取り付けることであった。1960
「核禁止条約は国連総会で承認されたが、三年経った二〇二〇年(令和二年)になっても批准国は四十で、条約が効力を発するために必要な五十に達するかどうか危ぶまれている。それに有力国の殆ど全てが背を向けている状態で、条約に実効力が生ずるのか否か。肝腎のことが危ぶまれているのである。
条約の賛成派と反対派とで、悪いのは、もちろん反対派だ。議論をしない。議論をしたら負けると思っているのだろう。彼等はしきりに、世界の現状を維持しているのは、核抑止力であると言う。確かに核抑止力は、核兵器を持たない国に対しては効力があるだろう。力の絶対的格差は厳然としたものだから、核を持たない国は核保有国に立ち向かわない。戦争とはならないのである。しかし問題は、核保有国同士の対立で、これが本質的な問題なのだが、肝心のこの場合、最初から力関係は五分五分なのだ。だから核抑止力なんか何の意味も持たない。実際それは、我々が第四次中東戦争で見た通りだ。何かの手違いで、ロシアは核対決の態勢に入り、アメリカはデフコン3を指令し、発射スイッチを押すか否か、あわや一発の危機になったではないか。核抑止力など、全く無意味になった。こういうことから議論をしないといけないのだ。しかし、そんなことは何故か一切やらない。」
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