りゃんさん のコメント
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菅首相訪米の日米首脳共同声明で「 米国は、核を含むあらゆる種類の米国の能力を用いた日米安全保障条約の下での日本の防衛に対する揺るぎない支持を改めて表明した」とある。( The United States restated its unwavering support for Japan’s defense under the U.S.-Japan Treaty of Mutual Cooperation and Security, using its full range of capabilities, including nuclear. ) これでもって、多くの国民は中国が軍事力を強化している中、「核の傘」を保証してくれたと思っていると思う。 「核の傘」はない。 この点は本ブログでも言及してきたことであるが、再度記す。 「核の傘」はない (1)「核の傘」があたかも存在するような表現を使う米国
一点目は、台湾を万が一中国が侵略したとき、戦況によっては、ここ数年の間に限ってだが、米国は戦術小型核を使う可能性があること。別に台湾のためではなく、日本のためではもちろんなく、米国のためである。そして結局中国は台湾を侵略できないだろうし、戦術小型核も使われないだろう。
二点目は、中国のほうからみてみれば、日本に「核の傘」はないし、尖閣への安保適用もリップサービスなのだから、日米会談後も1ミリも日本から中国への脅威は増していないこと。冷静に考えればそうなる。そもそも日本がなにかされたときのはなしだから、中国がしかけてこなければ何も起きないのだし。
「台湾海峡」のはなしも、平和的に解決してねといってるだけだ。
なのに、中国がめちゃくちゃ怒りを表明していて、それに影響されて右寄り界隈も戦争のはなしがさかんに語られてるし、孫崎さんすらなんとなく戦争含みな想像に引きずられているような感じも受ける(わたしの考えすぎかもしれないが)。
しかし、日米会談をよく検討してみると、米国は経済的な封じ込めを選んだのだろうとおもっている。まだどうなっていくのかよくわからないが、もっとも「成功」した場合、中国は内戦までありうるだろう。それもまた日本への脅威である。
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