菅首相訪米の日米首脳共同声明で「米国は、核を含むあらゆる種類の米国の能力を用いた日米安全保障条約の下での日本の防衛に対する揺るぎない支持を改めて表明した」とある。(The United States restated its unwavering support for Japan’s defense under the U.S.-Japan Treaty of Mutual Cooperation and Security, using its full range of capabilities, including nuclear.)
これでもって、多くの国民は中国が軍事力を強化している中、「核の傘」を保証してくれたと思っていると思う。
「核の傘」はない。
この点は本ブログでも言及してきたことであるが、再度記す。
「核の傘」はない
(1)「核の傘」があたかも存在するような表現を使う米国
孫崎享のつぶやき
日米首脳共同声明「米国は、核含むあらゆる種類の米国の能力を用いた日本防衛への揺るぎない支持」→日本国民「核の傘」あると思う。ない。①A国日本を核で脅す→②米に助け要請→⓷米、Aにその際はAに核撃つという→➃A,その際米国に核撃つという、米受け入れ不能。
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
新着記事
- 全国高校駅伝 男子予選会、佐久長聖(長野)が優勝争いの最右翼(毎日)地区予選①大牟田2.03.25、②仙台育英2.04.00③八千代松陰5000m。平均タイム①佐久長聖13.56②仙台育英14.04③学法石川、女子神村学園(鹿児島)、仙台育英(宮城)、大阪薫英女学院の「3強」(毎日) 15時間前
- 『私とスパイの物語』出版の顛末。よく出版できたと思う。ワニブックスの川本悟史氏に心から御礼申し上げます。当初の出版予定社社長より「この本は読者がつきませんよ」。つまり出版しない意思表明。困りました。この本には山上氏に夜殺害を否定する「安倍晋三元首相の殺害問題」が入っている。 1日前
- 欧州経済の終末、停滞、競争力の低下、トランプの難題。大陸は「存亡の危機」に直面。 EUがイノベーションの砂漠になっている。欧州の首都はすでに、税収が減少する中、急増する赤字の抑制に苦戦している。その結果として、極右と左派が体制を攻撃する機会を捉えて政治を急進化させている 2日前
- 米国世論調査、問「コロナワクチンは最も致死性の高いワクチンか」答え米国全体yes27%、民主党支持者yes17%、共和党支持者yes40% 3日前
- ドイツ。ショルツ首相は三党連立政権崩壊後、信任投票を提示し394対207の投票で現政権の解散を可決、困難で不安定な政治の新時代を反映。低迷する経済、インフラの破綻、移民、政治的両極端の台頭、トランプ政権での関税、安全保障問題等の難問。世論調査保守的なキリスト教民主党がリード。 4日前
コメント
コメントを書く>>5
いや、そうでしたか。でも年には負けるようですね。今の貴殿の惨状はどうしたんですか。
>>6
年は実感します。学生時代は数分で回答の筋道を描けましたが、現在はかなり時間がかかります。
年をとっても利発はすごい。あなたはスーパーマン頑張ってください。
私は私で、私の信じる道を貫くのみです。
コメント採り上げ恐縮です。蛇足ながら、つける薬ナシの村田某でも同志社大の学長になる等、出世しとる━“私はあるとき、「外務省の官僚が従米になるのはわかる。でも学者が なぜもっと自主的な発言ができないのですか」とのべたことがあります。すると ある教授から、「われわれだって事情は同じです。留学したり、学会に出たり、米国大使館でのブリーフィングを聞いたり、米国に抵抗して いいことは なにもありませんよ」といわれました。”(「戦後史の正体」)
十兵衛の正体見たり村田某
>>2
>中国が核使用をほのめかせれば、核開発するぐらいのことは
米国と話し合っておくべきでしょう。
なんというナイーブな。
米国がそれをOKする可能性がほんのわずかでもあるとでも?
あなたには日本にとって米国がどんな存在にうつっているのですか。
かつて大量殺戮の限りを尽くしたのですよ。
全身全霊を挙げて警戒していますよ。
わたしが核拡散防止条約は日独の核開発を阻止するために作られたと
書いたのを読みませんでしたか。
ドイツは信用ができたと見えてゆるい査察ですが日本に対しては
IAEAの査察官の大半が日本に張り付いていました。
これが米国の日本感の実態です。
日本のプルトニウムは常に最高レベルで監視されています。
もういい加減に米国への片思いはやめませんか。
>>10
私が言っていることは、オバマ大統領の時、バイデンが副大統領として習近平に日本の怖さを知らしめたことです。
「日本は核技術を持っており、開発しようとすれば短期間に容易に開発する。日本を甘く見るべきではない」
今回の首脳会談で、米国が日本を守るといわざるを得ず「核の傘論」があるが、孫崎さんが否定すれば、核開発論で対応せざるを得ない。
米国のためでなく、中国の核から自らを守ることは絶対欠かせない。
>>8
承知しました。了解です。
>>11
中国の核から自らを守る?
いくら貴殿の信じる道であっても、やはり、滑稽ですよ。
中国は礼・義の国です。原則を守る国です。中国の核は米国へ倍返しで反撃するだけの為の核です。このことは公理です。
この前、中国情報を読んでいたら、「中国脅威論」が日本でコロナみたいに流行ってると慨嘆する記事がありました。これは現代日本社会の病気です。貴殿の道じゃなくやはり病気ですよ。そう思いませんか。
菅氏たちはコロナも放置してるが、中国脅威論も放置し、むしろ、内閣官房費を使って煽ってると思うしかないような対応ぶりです。貴殿はそのような風向きを感じ取って「いける」と計算しているだけではないですか。
ロイター発によると、台湾は空中発射型長距離巡行ミサイルで中国内陸部まで反撃能力を確保するため独自に開発を進めているが、米国から最新型を調達する検討を進めている。
米国製AGH-158統合空対地スタンドオフミサイルは射程が1000km近いモデルがある。台湾が運用するF-16ni装着が可能。
核弾頭を搭載すれば、戦術核になる。米国だけでなく、台湾独自で国を守ろうとしている。アーミテージなど三名の特使が台湾に出かけた。中国対応の戦術が話し合われている可能性を否定できない。
>>11
バイデンがそういったから日本は「開発しようとすれば短期間に
容易に開発する」それができると思っているのですか。
あきれた。
わたしはいわゆる非核論者ではありません。
国家として核武装の権利は決して捨てるべきでないと考えて
います。
でも現実に核武装はできません。
日本はひっそりと核開発ができる国ではありません。
「北朝鮮」と違って。
あなたは米国が日本の保有するプルトニウムの管理にどれだけ
気を使っているか知らないのですね。
それをしれば米国にとって日本はほとんど潜在的仮想敵国だとわかります。
売電のヨタになどしがみついて、その気になればいつでも核開発できる、
なんておろかな現実認識を持たないことです。
日本はそのとき破滅しますから。
うそだと思ったら「敵国条項」について調べてみることです。
そのときは米中連合軍が日本を攻撃するかもしれません。
少なくとも中国はかならずやります。
>>16
孫崎さんの今日のブログから、
「自主防衛と核戦略―米中の覇権ゲームの狭間で」孫崎享×岩上安身が頭に浮かび核戦略を述べた
長い論文であるが、中国に対する戦略がかなり細かく記載されている。
<米国は最高の善と悪を併せ持つ国家>というのが基本認識である。
事例1:冷戦時代、ドイツに中距離核ミサイルを配備し欧ソ相打ちをもくろんだ。
事例2:2003年チェイニー副大統領「日本の核武装容認」マケインなども同様の発言をした。
事例3:バイデンの習近平に対する話は、中国に対するけん制であり、「日本の核開発」を持ち出した。