• このエントリーをはてなブックマークに追加

りゃんさん のコメント

街宣右翼は暴対法後のヤクザの隠れ蓑であり、一方、ヤクザのほとんどは出身が被差別部落あるいは在日韓国・朝鮮人である、というのが右より界隈では定説になっているとおもう。真偽をたしかめるすべは自分にはないが、少なくとも「右翼」にもいろいろあるのは、「左翼」にもまともな左翼もあれば、劣化サヨクもあるように、いろいろあるのと同じだということはいえるだろう。

なんにせよ、孫崎さんのおすまいは都会の真ん中だったとおもうが、都会の真ん中の公道は政治的言論のために重要な場所であり、短時間であれば、右翼の言論であろうと左翼のであろうと我慢は都会に住むものの義務というか避けられない運命だとおもう。

ところで、今回の孫崎さんの文章には、源氏中の「なほ、才をもととして云々」が引用されているが、この「才」というのは、「漢才」つまり中国の学問、仏教文献を含め中国文献を自由に読めたり漢詩などを自由にかけたりすること、であることは、当時の日本を考えてみれば明らかであろう。つまり、諸外国の学問技芸を受容しつつ生きてきた日本では、その学問技芸と日本古来の情操とをどのように調和させるかが大きなテーマであり、源氏物語のころはその外国とは中国であったが、もちろん中国に限った話ではない。

このテーマがするどく意識されたのは、孫崎さんは引用していないが、江戸時代の国学においてであり、古事記にしても、源氏にしても、国学者(本居宣長など)が今のように読めるようにしたのだ。

別の言い方をすると、歴史の順序としては古事記などのほうがはやいが、日本の近世近代史における思想としては、国学という思想運動があってから、古事記などが発見され西欧列強に対峙してゆくバックボーンとなっていったということになる。

そして、その思想運動は明治維新や日米戦争をへて、いままた中国をどう考えるかという点にむかっている。孫崎さんが否定的に言及している軍国主義はその思想運動のなかのひとつの極端なかたちなのであり、そしてこの思想運動の本流こそは、右翼のなかのもっとも上質かつ本質的な部分である。
No.5
42ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
春はベランダ越しに様々な小鳥の声がする。姿が見えないのでどんな鳥かは分からない。時折「「ルルルル」「ピーピー」そして「ホーケキョケキョ」の鳴き声も聞こえてくる。特に日曜日は自動車の騒音も少なく、小鳥の声が響き渡る。  そうした中、突然大音響のがなり声が拡声器から響いてくる。乱暴な言葉使い、乱暴な声。不思議なことに、彼ら街宣右翼は自分達が最も正当な日本人だと思ってがなりたててる気 だがこうした街宣右翼位、日本の伝統と逸脱したグループは存在しない。  アイヴァン・モリスは著書『高貴なる敗北 日本史の悲劇の英雄たち』の中で、「日本における英雄像の長い系譜をたぐると、浮かび出てくる哀感をたたえた孤高の英雄の原型は、 日本武尊 の生涯である」、「皇子の「たけく荒き情」にも魅力があろう。彼が次々に掌中にする数々の華々しい軍事的成功にも魅力があろう」「伝説時代の偉大な英雄、ロマンチックな英雄としての日本武尊の地位
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。