• このエントリーをはてなブックマークに追加

PL紳士さん のコメント

 のちにこの訴訟の被告とされた問題の佐川氏。国会では「刑事訴追の恐れ」を理由に、いっさい答弁拒否(当時の安倍首相から回されたメモには、「もっと強気で行け。PM=プライムミニスター」)と記されていた。つまり拒否を強いたのは安倍氏)。

 もう刑事訴追の恐れは完全になくなったのだから、今一度国会での証言を求められても何の不思議もないのに、その機会をあたえないのは、自民党の横暴以外の何物でもない。

 今回、「赤木ファイル」の開示が求められたのは民事訴訟だが、被告とされた佐川氏本人は、1回も裁判に姿を見せず、いわゆるトンズラを決め込んでいる。

 この人、東京に今も自宅があるが、いったいどうしているのか、まったく情報がない。おそらく逃げ回っているのであろうが、「週刊文春」かどこか、ぜひ突撃取材して欲しいものです。

 安倍氏の国会答弁(「もし、私や妻がかかわっていたら、首相も国会議員も辞める。このことははっきりと申し上げておきたい」)直後に行われた秘密の会議(出席者:安倍氏、当時官房長官の菅氏、現財務次官の太田氏、当時理財局長の佐川氏ほか数人)で、問題の文書の改ざん計画が話し合われ、佐川氏にその実行が指示された。

 つまりは、佐川氏に改ざんを指示したのは、その会議に出席していた安倍氏や菅氏たち。赤木さんは全容をご存じのはずもないので、「すべては佐川局長の指示」とするしているが、実は彼以外の黒幕たちが真の「犯人」に違いない。
映画「悪い奴ほどよく眠る!」(黒澤 明監督)にあるとおりです。
No.5
40ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A-1  事実関係「赤木ファイルに佐川氏の指示記載「新しい情報を与えないよう」(毎日) ・「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、国は 22 日、自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時 54 歳)が改ざんの経緯をまとめた 「赤木ファイル」を遺族に開示。 ・ファイルは改ざんの経緯を時系列に記した文書や、財務省と近畿財務局との間で交わされたメールなど約 500 ページ。 ・赤木さんが作成した「本省の対応」と題する文書では、財務省から改ざんを指示された経緯を記載。学園に国有地を売却した際の「売り払い決議書」については、 2017 年 3 月 20 日、同省の佐川宣寿理財局長(当時)から「国会答弁を踏まえた修正を行うよう指示(調書の開示により新しい情報を与えることがないよう)があったとのこと」と記されていた。 ・佐川氏の指示を巡っては、同省が 18 年 6 月に公表した調査報告書で、「国会答弁を踏まえた内容とするよ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。