p_fさん のコメント
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藤井聡太棋聖(18)=王位=に渡辺明名人(37)=棋王、王将=が挑戦していた棋聖戦で藤井棋聖が勝ってタイトルを初防衛した。保持している王位と合わせタイトル3期獲得の規定も満たし九段に昇段。18歳11カ月での達成で、初防衛と九段昇段の最年少記録を更新した。多分藤井氏は今後将棋界を引っ張っていくであろう。
他方、本年 2 月 16 日、藤井聡太二冠が日本将棋連盟を通じて高校を自主退学していたことを発表した。過密日程の中で高校出席日程が不足していたようだ。
藤井氏の強みは終盤力にあると言われる。詰将棋の第一人者である。ただ、現代将棋は AI の登場で大きく変化している。囲碁も同様であるが、 AI はプロの棋士達の能力をはるかに上回っている。アベマ TV の放映を見ていれば判るが AI は次の一手に簡単に300億手以上を読み、最善主を示し、その後の最善の展開を示している。棋士は AI 利用なくては生き残れない。コンピューター
日本の経済/工業力が米欧に比肩するまでに至った80年代前半、「これからは米欧のモノマネでなく、個の創造性こそが日本に必要なことだ」と盛んに言われていた。もう30年以上、そして今後もずっと念仏の如く唱え続けるのだ。これからは「インシャラー」を付け加えるといい。
藤井聡太氏のことはよく知らないが、元々「個を生かす生き方をせねばならない」と考えていたわけであるまい。好きなことに夢中になって邁進し続けただけだろう。藤井氏がフルスピードで突っ走ることができるよう邪魔な障害物を退けてくれる大人も周囲に少なからず居たのかもしれない。しかし、何時か彼が若者を教育する側になった時、「個を生かす」よう実践することは間違いない。その良さを身をもって知っているからだ。小澤征爾氏と同じだ。逆に、それを知らない者、即ち、画一的人間、動物園の檻の中しか知らない動物、要するに「隷属者」は、聞こえがいい「個を生かす」を口走ったところで、「藤井聡太」的人間、即ち、創造的人間、野生動物、要するに「隷属せざる者」を実のところは排除するのである。
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