changeさん のコメント
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コロナ下で、五輪をどの様に開催するか否かは、この国の政治のあり様を示す形となっている。安倍前首相は月刊誌「 Hanada 」で、東京五輪について、「歴史認識などで一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対している」「自由と民主主義を奉じる日本がオリンピックを成功させることは歴史的な意味があり、日本にはその責任がある」と述べた。五輪の今夏開催に反対する人々の発言は明瞭である。「世界各地でコロナの感染が拡大中であり、幾つかの変異株が生じている。この中、東京五輪の開催は日本及び世界に感染を拡大させ、多くの人命を失わせる結果になる可能性がある」点に限定されている。国の威信を傷つけようと発言している反対者はいない。 選択は明確になってきている。一方に何らかの目的のために国民の生命の犠牲が生じてもやむをえないとみる層と、国民の命を最優先に政治を行うべきとみなす層の対立である。
ワクチンのない間は、「重症化し死亡者が増える医療崩壊」を防ぐことではなかったか。
ワクチン接種が始まれば、50代までの若年層は重症化しにくいし、死亡者がほとんどいない。65歳以上にワクチンを優先し、重症化率と死亡者率を減少させようということでなかったか。
この目標は、ワクチン接種の促進が予定通りに進み、重症化率と死亡率の減少が明確になっていると同時に、高齢者の感染割合が10%強から5.2%とほとんど半減している。
感染者が500に増えたからといって、東京都の人口1,400万人弱であり10万人当たりに換算すれば3人ぐらいにしかならない。インフルエンザの例年の感染者と比べて多いとは言えない。従来の通り、重症化と死亡者が減らなければ感染者増は問題であるが、重症化と死亡が減少していれば、この程度の感染者で「無観客」というのは情緒的すぎる判断ではないか。
ヨーロッパではサッカー欧州選手権、米国では大リーグでは大谷選手が大活躍し日本人に元気を与えている。日本では、プロ野球、大相撲、高校野球が予定通り開催されている。オリンピックだけが違う基準で考えなければならないか、摩訶不思議である。
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