p_fさん のコメント
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A-1 事実関係1「オピニオンの科学 (1) 多数決は誰の意思か、「 SNS 上では 3 割が決定」(7月11日日経) ・「2-3割の人の意見が、全体に優先してしまう」。高知工科大学の全卓樹教授は自らの研究をもとにいう。 全教授は、 多くの人が回りと意見を交わすうちに世論のような社会のムードが出来上がるしくみを解明する 「世論力学」理論の第一人者だ。 2020年仏・国立科学研究センターのがラム博士と共同で発表した論文は民主主義を強く信じていた人々にすくなからぬ動揺を与えた。 自分の意見を譲らない「確信者」と多数の意見に左右される「浮動票者」と想定し、集団全体の意見の変遷を数値の変化でわかるようにした。確信者の数値を25-30%越えまで増やしたとたん、浮動票者全員が確信者の意見に転じたのだ。 以前にガラム博士が発表した論文では、わずか17%の意見が世論を左右する結果がでた。 「世論力学」の主な研究例 ・高知工科大学
これは「判断が難しい問題では」との条件付きなのか。土砂降りなのに2-3割の人が快晴だと言ってもムダだ。
「あの店は美味い」の場合はどうか。2-3割ではキビシイのでないか。しかし、残り7-8割が「不味い」でなく「美味いか否か知らない」だったら、2-3割でも十分かもしれない。つまり、評価を下せる者が全体の2-3割しかいない案件で、その評価にバラツキがなければ、「よく分からない」だった者も同調するようになる━そういうことでないか。とはいえ、「みんな飛び込んでますよ」のジョーク通り、社会によって「確信者」と「浮動票者」の比率は様々であることも押さえねばなるまい。
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