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フレデイ タンさん のコメント

私の知る範囲ですが、日本では極右ポピュリストは維新後は歴史的に観て誕生してません。強いて、言えば、石原慎太郎氏ではないでしょうか。東京都民が何故彼に投票したのか、今もって分かりません。ただ、彼のした「らしきこと」を一つ上げれば、新宿歌舞伎町から中国大陸からやってきた中国人のならずものを残らず追放したことを都民は評価したのでしょうか。

世界に目を広げれば、極右ポピュリストは誰でも知っているドイツ第三帝国のアドルフ・ヒットラーでしょう。自民党の麻生さんは彼に心酔しているような発言をしたことがありましたが、恐らく認知能力の欠陥に起因するのではないでしょうか。

第一次大戦後の民主主義の失墜のなかから、アドルフは忽然と登場しました。彼が訴えたのは、共産主義者打倒と同列に取り上げたのがユダヤ人、ロシア人の蔑視虐待でした。ドイツ・ゲルマンが熱狂的に反応したのは、共産主義のイデオロギーよりもむしろユダヤ人、ロシア人に対する蔑視・虐待です。専門用語ではその蔑視・虐待をXENOPHOBIAというらしいです。

よその国のことはともかく、日本の現在の嫌中嫌韓は嫌ですね。どうみても、第三帝国のヒットラーのユダヤ・ロシア嫌いに重なります。石原さんは新宿から中国人を追放しただけで終わりましたが、これから、自民党に極右ポピュリストが生まれて、嫌中嫌韓を国民に訴えれば、どうなるか。

効くか効かないかまだ不明なワクチンでさえ、多くの人が跳びつくんだから、大多数が第三帝国のドイツ国民のようにコブシを上げる可能性は十分にあるのです。

韓国、北朝鮮、中国の軍備は勿論狂犬みたいな米軍部に対するものなんですが、日本に極右ポピュリストが誕生するかも知れないことを常時警戒してのものなんですよ。
No.2
40ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
ノリーナ・ハーツ著、『 THE LONELY   CENTURY なぜ私たちは「孤独」なのか』(ダイヤモンド社、2470円) ・孤独と不寛容の政治のつながりを初めて指摘したの ハナ・アレント。 ・アレントは 『全体主義の起源』 の最後に驚くべき要因に目を向けた。孤独だ。   全体主義の根底には孤独 がある。それは人間にとって最も極端かつ絶望的な経験の一つだ 。全体主義の追随者の最大の特徴は残虐性や時代遅れの考え方ではなく、孤立と、普通の社会関係の欠如にあるとし、社会に居場所のないと感じる孤独の人々は、自己のイデオロギーに捧げることにより、生きる目的と自尊心を取り戻すのだと指摘した。 世の中に全く所属しない経験こそが全体主義の本質であり死刑執行人と犠牲を生み出す準備過程なのだ。 ・孤独はしばしば経済環境の悪化と結びついている。 ・近年、これほど多くの人が選挙でポピュリストに票を投げてきた大きな理由は孤独だ。 ・苦しい時、ト
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。