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フレデイ タンさん のコメント

ハナ・アレントはかの有名な哲学者ハイデッガーの弟子でした。ハイデッガーは共産主義を死ぬほど憎んでましたが、それに劣らず、米国の物質主義をも嫌ったのです。

彼はナチズムについては党員にもなって賛同しましたが、ソ連との戦いにナチズムが傾斜し始めて、距離を置きました。その後も死ぬまでその態度は変わりませんでした。

アナ・ハレントはナチスに追われ、米国に亡命し、全体主義と言う言葉を発明し、ナチスとソ連に冠しました。ハイデッガーが嫌った米国の物質主義には、私にはアナ・ハレントは肯定的に見えるのです。

今の米国の横暴はアナ・ハレントにも責任があると考えてます。その後、全体主義がいろんなところで使われ出し、便利な言葉になってますが、米国大統領がファシストであることをカモフラージュするには使い勝手が良いと感じている次第です。
No.4
32ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
ノリーナ・ハーツ著、『 THE LONELY   CENTURY なぜ私たちは「孤独」なのか』(ダイヤモンド社、2470円) ・孤独と不寛容の政治のつながりを初めて指摘したの ハナ・アレント。 ・アレントは 『全体主義の起源』 の最後に驚くべき要因に目を向けた。孤独だ。   全体主義の根底には孤独 がある。それは人間にとって最も極端かつ絶望的な経験の一つだ 。全体主義の追随者の最大の特徴は残虐性や時代遅れの考え方ではなく、孤立と、普通の社会関係の欠如にあるとし、社会に居場所のないと感じる孤独の人々は、自己のイデオロギーに捧げることにより、生きる目的と自尊心を取り戻すのだと指摘した。 世の中に全く所属しない経験こそが全体主義の本質であり死刑執行人と犠牲を生み出す準備過程なのだ。 ・孤独はしばしば経済環境の悪化と結びついている。 ・近年、これほど多くの人が選挙でポピュリストに票を投げてきた大きな理由は孤独だ。 ・苦しい時、ト
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。