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p_fさん のコメント

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p_f
ハンナ・アーレントについては、かつて映画「ハンナ・アーレント」を見ただけだが、内容は殆ど思い出せない。
師匠の「存在と時間」は文庫の上下巻を勇んで買ったきり一頁も読んでいない。読まなくても毎日よく眠れているからだ。
ノリーナ・ハーツ氏も全く知らなかったが、講演映えする容貌の持ち主のように見える。すると、食虫植物を警戒する昆虫の気分になる。
まるで鬼の首でも取ったかのような「孤独が孤独が」との論だが、何かズレている感が否めない。
「社会に居場所のないと感じる孤独の人々」がカルト宗教の いいカモにされるのは昔からだが、それで十分だろう。
支配者側の常套手段は分断統治だ。支配される側を孤立させてナンボである。それを支配者DSは手を変え品を変え延々続けているのでないか。孤独な人間の大量発生という「原因」によって、全体主義が出てくるという「結果」が生じるのでなく、人間の一括支配という悪意ある「目的」のために、意図的に多くの人々が孤独な状況に追い込まれるという「結果」が生じている━そう見た方が良さそうだ。
No.5
33ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
ノリーナ・ハーツ著、『 THE LONELY   CENTURY なぜ私たちは「孤独」なのか』(ダイヤモンド社、2470円) ・孤独と不寛容の政治のつながりを初めて指摘したの ハナ・アレント。 ・アレントは 『全体主義の起源』 の最後に驚くべき要因に目を向けた。孤独だ。   全体主義の根底には孤独 がある。それは人間にとって最も極端かつ絶望的な経験の一つだ 。全体主義の追随者の最大の特徴は残虐性や時代遅れの考え方ではなく、孤立と、普通の社会関係の欠如にあるとし、社会に居場所のないと感じる孤独の人々は、自己のイデオロギーに捧げることにより、生きる目的と自尊心を取り戻すのだと指摘した。 世の中に全く所属しない経験こそが全体主義の本質であり死刑執行人と犠牲を生み出す準備過程なのだ。 ・孤独はしばしば経済環境の悪化と結びついている。 ・近年、これほど多くの人が選挙でポピュリストに票を投げてきた大きな理由は孤独だ。 ・苦しい時、ト
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。