p_fさん のコメント
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私は今、 『豊饒の海』を読み返している。契機は三島由紀夫のアイヴァン・ モリスへの手紙である。 彼はモリスへの手紙で「これはあなたへの小生の最後の手紙です」と書き、あわせて、 「小生はそれ(『豊饒の海』)に、小生が感じたすべてを表現しました。小生は、自分の文武両道を実現するため行動するまさにその日、小説を書き終えました」と記載している。 三島は 1970 年 11 月 25 日陸上自衛隊の益田 東部方面総監を監禁し割腹した。この日、『豊饒の海』の第四部『天人五衰』を編集者に渡す手配をして出かけている。三島が「小説を書き終えました」と述べているので、モリス宛手紙は死の直前に書かれたものである。彼が、「小生はそれ(『豊饒の海』)に、小生が感じたすべてを表現しました」と述べている以上、三島の自決を理解するには、『豊饒の海』を読まなければならない、特に第二巻第二巻・『奔馬』は主人公が治安攪乱のため、変電所を襲い、更に
”安部公房は、何度も三島邸での対話の楽しさを語ってくれた。対話の相手として、三島由紀夫は政治信条は全く違っていても最高だったと話していた。「もしも、クーデターが起きて反対勢力を捕えることになっても、安部君だけは家の地下室に匿ってやるから心配しなくていい。そのかわり少食になっておくように・・・・・・」と冗談を言っていたという。”
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