p_fさん のコメント
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・ 米軍は8月末までにアフガニスタンから全軍の撤退を表明、 ・ これをうけ、タリバンは次々と武力でもって制圧。 イラン国境側、パキスタン国境側を制圧し、政府側は首都カブールなど一部。カブールに関してもタリバン制圧地域は50キロまでに迫る。 ・政府軍は米軍がいたから戦えたが、米軍撤退となれば、崩壊が予想される。早晩、アフガニスタンは全域、タリバンの支配に戻る。 ・つまり状況はアフガニスタン戦争開始前の戻る。 とすれば、このアフガニスタン戦争は何であったかが問われる。最低でも、「米国はアフガニスタン戦争に 二兆ドル以上を投じ、01年の開戦以来2300人以上の米兵が死亡 した」ことが何らの意味をなさないこととなる。 ・そもそもアフガニスタン戦争は「 オサマビンラーデン らアルカイダがアフガニスタンで訓練していた。タリバンはこれを許した。タリバンを倒さないと再度訓練場所となる」という乱暴な論で開始した。オサマビンラーデ
「一方のボスから他のボスに切り換わることは、別に大したことではない」━そんな国は日本しかないと またしても思い知らされた戦争でないか。第一、仮に米国によるアフガン支配が完了できたところで、そこに何の正当性もない。昨夜の生放送でも語られた通りだ。
一昨年 凶弾に倒れた中村哲医師が2009年の講演で曰く-
“アフガン支援のために何をするかはじっくり考えればいい。何をしてはいけないかを良く考えるべき。
まずは、人殺し(またはその手伝い)をしてはいけない。
アフガンがテロの主戦場という見方自体がおかしい。それはアメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどの国内の病理が生んだ考え方というのがアフガン人の認識。
「ドクター、ワシらはパシュトゥン語しかできんし、ニューヨークまで行ってコンピュータ駆使してテロ起こすなんてマネはできませんよ。そりゃぁ、ライフルの扱いには慣れてるから、敵が攻めてくれば迎え撃ちますがね」
戦争に協力することに何の抵抗も感じない病理が問題。「テロ」という言葉さえ使えば何でもまかり通るというインチキはもう持たないだろう。
そこに生きている人たちがより良い生活ができるように協力する-これに尽きる。”
在アフガン米軍にはDSの麻薬ビジネスに必要な「用心棒」の役目もアリと何処かで聞いた覚えがある。健全な農業発展を牽引し続けた中村医師を標的にしたのも、そんな悪徳ビジネスの連中だった━これもありそうな話だ。
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