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フレデイ タンさん のコメント

私は中村哲氏を心から応援していたものだから、日本の新聞がアフガンの女性が男尊女卑の強烈虐待に喘いでいるという当時の連日の報道をフェイクだと認識していた。アフガンにヤンキーが乗り出しても失敗するに違いないと思ってもいた。その通りになって私は満足。

とまれ、当時、日本の宗主国のヤンキーがベトナムの苦い体験を生かして、何とかするんだろうかと一部期待もしていたのだ。でも、得られる情報が語る範囲では、残念ながら、ヤンキーの狙いは高山に産出する「ケシの実」の独占確保みたいなものだった。

南米コロンビアのコカイン、アジアのアフガンのオピオム、これさえ牛耳れば、ヤンキーは世界の裏街道をコントロル出来るというものだった。

勿論、ヤンキーの大義であるユーラシア征服という使命感も背後にあって、その為には広大な中央アジアへの突破口としてアフガンを日本みたいに植民地化することは重要なカギとなろうというものだ。

米国撤退後の地域安定には中国の手腕が問われよう。ウイグル、チベット、モンゴルと有史以前から良好関係を築くことにエネルギーを投入して来て一定の成果を上げて来た豊富な実績に応えるようにアフガニスタンの民生向上に貢献して貰いたいものだ。

忘れてならないことは、撤退は表向きで裏で何をやるか分からないのがダブル・スタンダードのヤンキーだ。パキスタンあたりに事務所を作り、テロリストをリクルートしてアフガンを揺さぶる筈だ。リビヤ、シリア、イラクの混乱を見れば、ヤンキーが如何に汚いか分かる筈だ。

テロを根絶するには中国の高度な軍事技術は欠かせない。タリバンがそのことをどう取り入れるか私の関心は強くなるばかりだ。

No.4
40ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
・ 米軍は8月末までにアフガニスタンから全軍の撤退を表明、 ・ これをうけ、タリバンは次々と武力でもって制圧。 イラン国境側、パキスタン国境側を制圧し、政府側は首都カブールなど一部。カブールに関してもタリバン制圧地域は50キロまでに迫る。 ・政府軍は米軍がいたから戦えたが、米軍撤退となれば、崩壊が予想される。早晩、アフガニスタンは全域、タリバンの支配に戻る。 ・つまり状況はアフガニスタン戦争開始前の戻る。  とすれば、このアフガニスタン戦争は何であったかが問われる。最低でも、「米国はアフガニスタン戦争に 二兆ドル以上を投じ、01年の開戦以来2300人以上の米兵が死亡 した」ことが何らの意味をなさないこととなる。 ・そもそもアフガニスタン戦争は「 オサマビンラーデン らアルカイダがアフガニスタンで訓練していた。タリバンはこれを許した。タリバンを倒さないと再度訓練場所となる」という乱暴な論で開始した。オサマビンラーデ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。