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changeさん のコメント

アフガニスタン政府の崩壊は、次には、タリバン首脳とのインフラなどでの協力が、中国・ロシアとの間で話し合われることになるのでしょう。

どこかが間違っている。アフガニスタンから退去する人々は、何らかの方法で、退出できるのでしょう。
問題は、アフガニスタンの一般庶民のことです。前回2001年から数年続いたタリバン政権は国際的承認を得られなかった。今回はタリバン政権時の人権圧殺が脳裏に刻み込まれ、必死に国外に難民として出ようとするが、周りはほとんど独裁国家であり、難民を受け入れるような国家はないし、そのような国家に難民として退去することはあり得ない。

西欧諸国が難民の退去先になるのではないかと心配していたら、案の定、マクロン大統領が「欧州に向けて大量に移民が流出する危険がある」と訴えている。人権を重視するといえば、独裁国は対象外であり、入ろうとすれば銃殺されてしまうかもしれない。

国家が崩壊しても、人民の生活が水準以上であれば、国を捨てる人はいないが、水準以下の生活をしていると豊かな生活が得られる国への難民が増えることになる。
中国でも、ベトナムに仕事を求め移住する人が多くなり、国境に壁を作ったというが、このように防げないと、大挙して押し寄せることになる。今後このような事例が多くなっていくのでしょう。
No.9
39ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
[カブール 16日 ロイター] - アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは首都カブールの大統領府を掌握し、戦争の終結を宣言した。 1:米軍がアフガニスタンから撤退し米国の影響力が減ずることで、この事実は米国と対立する中露にプラスになるとの短絡的コメントがみられるが、それは間違いであろう。 2:中国、ロシア共、国内にイスラム教徒の影響力が強い地域を抱えている。特に中国は新疆・ウイグル地方を抱えている。彼らにとり、イスラム教を至上と考える人々の統治は容易でない。タリバンのアフガニスタン支配は明らかにイスラム過激派の拠点を作る。イスラム過激派が自国で活発化しないよう中露ともタリバンとの友好関係を模索しようが、基本的構図は対立構図である。 2:しかしながら、ロシアにとってアフガニスタンの重要性は、1979年時代と大きく異なる。 1979年12月、ソ連のブレジネフ政権が社会主義を掲げる親ソ派政権を支援す
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。