りゃんさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
・イスラム過激派は、西側諸国に、ある意味我々の理解しがたい理由でもって攻撃されるという感じを持っているがそれは違う。 ・イスラム教においては 外務勢力が自分達の勢力圏に攻撃をかけた時には、命を懸けて戦え、もし彼らが逃げて勢力圏を出た場合には深追いをするなという教えがある。 ・その際、アルカイダが米国に9・11同時多発テロ攻撃を起こしたではないかとの疑問もあるであろう。 確かに オサマビンラーデン らが米国に同時多発テロ攻撃を行った。そしてオサマビンラーデンは1997年頃「米国との戦争宣言」を行っている。しかしこれは極めて具体的理由を持っていた。それは、「当時米軍はサウジに基地を持っていたが、サウジはイスラムの聖地、メッカ、メジナを持ち、その地に異教徒が軍事基地を持つのは許されない、もし米国が基地を徹智しないなら米国を攻撃する」というものである。 ・したがって西側諸国がアフガニスタンに介入しなければ、タ
そのうえで、よく読めば、孫崎さんにお聞きしたいところもある。たとえば、
「社会体制はそれぞれの社会が歴史と共に歩んできたものであり、外部勢力の介入により変化が生まれるものではない。
アフガンという地はアフガンの人々に委ねるという考え方で臨むべきである。」
とある。ならば、ウイグル(チベット、南モンゴル)もまた同じではないのか。中国の乱暴狼藉をどう考えるのか。
また、アフガンに「民主主義」が受け入れられなかった理由を「新自由主義」に求めているが、一帯一路もまた「新自由主義」である。ならば、中国とアフガンとの未来をどのように予測するのか。
などなど。
いずれにせよ、アフガンは中国が管轄せざるを得ない。それは中国自身の欲望と業(ごう)により必然的にそうなるのである。米国は良い時期にアフガンを手放したと思う。
とはいえ、米中間にアフガン管轄について一定の合意事項があるとも思えてならない。問題は、現地情勢がそれをこえて動いたときのことだ。イスラム原理主義のことだ。
以前、飯山陽のイスラム2.0についてここで紹介したことがある。欧州で難民としてすごすイスラム教徒の子弟が、イスラム法学者の介在なしに、ネットで直接コーランのことばに接し、きわめて原理主義的な思考となり、つぎつぎにイスラム国に参加した。
アフガンもそのようになるかもしれない。「外務勢力が自分達の勢力圏に攻撃をかけた時には、命を懸けて戦え、もし彼らが逃げて勢力圏を出た場合には深追いをするな」とあるが、「勢力圏」などは教義によってかわるのである。
アフガンがもしそうなったら、どうなるだろう。ロシアはイスラム国を空爆した。中国は?
Post