・イスラム過激派は、西側諸国に、ある意味我々の理解しがたい理由でもって攻撃されるという感じを持っているがそれは違う。
・イスラム教においては外務勢力が自分達の勢力圏に攻撃をかけた時には、命を懸けて戦え、もし彼らが逃げて勢力圏を出た場合には深追いをするなという教えがある。
・その際、アルカイダが米国に9・11同時多発テロ攻撃を起こしたではないかとの疑問もあるであろう。
確かにオサマビンラーデンらが米国に同時多発テロ攻撃を行った。そしてオサマビンラーデンは1997年頃「米国との戦争宣言」を行っている。しかしこれは極めて具体的理由を持っていた。それは、「当時米軍はサウジに基地を持っていたが、サウジはイスラムの聖地、メッカ、メジナを持ち、その地に異教徒が軍事基地を持つのは許されない、もし米国が基地を徹智しないなら米国を攻撃する」というものである。
・したがって西側諸国がアフガニスタンに介入しなければ、タ
孫崎享のつぶやき
西側諸国はタリバン政権にどう対応すべきか。イスラム教は「外部勢力が自己勢力圏に攻撃時、命を懸けて戦え、もし彼らが逃げて勢力圏を出た場合には深追いをするなという教え」。9.11時、オサマビンラーデンの要求はサウジの米軍基地撤廃。受理しないなら対米戦争
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コメント
コメントを書くイスラム圏諸国は、孫崎さんご指摘のように、本来はいつも守りの姿勢であり、温和な部族の集合体である。
日本の体質と多くの点で共通している。
仏教・神道の日本とイスラム教の近似性を井筒俊彦氏「意識の形而上学」で学んできたが、底流に流れる思想は、攻撃より守りに重点を置いている。日本の江戸時代の「士農工商」の社会構成は、イスラム部族社会で受け入れやすい共通点をもっている。
高度成長時代、日本の商社はイスラム社会で商売がしやすく、アジアより中近東を重点に置いて商売を進めてきた経過がある。日本は、イラン、サウジ、UAE,シリアなど全般的に友好関係を築いてきた。米国が利己的に米国流を押し付けようとしたからおかしな関係になっているが、日本に中近東の外交関係を任せていたら、商売的にも政治的にも西欧社会との関係は極めて良好に進んでいたと考えている。
残念ながら、米国の関与が強まり、ソ連の関与が強まり、本来は温和な平和な中東の部族部落社会の連合体が切り崩され、守りから攻撃に転じる組織形態ができており、それがアルカイーダとかタリバンにつながっていると理解している。国は裕福でも、悪いことに若者が大学を出ても仕事がない状況は、社会的混乱拍車をかけたといえる。
中東は、歴史を振り返り、温厚な友好民族を攻撃型に追いやっているのは、大国である米国・ロシア・中国の責任である。大陸の強国は弱肉強食の国家であり、イスラム社会は強く抵抗するのは理解できる。世界で一番人口が多いイスラムの人たちは、本来攻撃者ではないのに、大陸の強国が脅威を抱き、イスラムにあらゆる攻撃を仕掛けているのが間違いと気づくべきでしょう。
> 西側としての懸念は、タリバン政権下、麻薬の輸出が増大する可能性
西側が遠からず再び嘘と詭弁で軍事介入するための布石でないか。
昨日の天木直人氏メルマガより-
「油まみれの海鳥が、イラクの攻撃による海洋汚染ではなく、単なる石油公害の犠牲者だったことがあとでばれた。
サダムフセインの犠牲になったと泣き叫ぶ娘が、実は大使の娘の芝居だったことが分かった。
すべては悪いのはサダムフセインのイラクだという印象操作だ。
今度の新タリバン政権に対する、判で押したようなメディアの警戒報道は、新タリバン政権に対する悪しきイメージづくりではないのか。
そして、それはとりもなおさず、米国のアフガン政策の失敗と、それに追随した日本外交の失態隠しではないのか。」
その通りだろう。有りもしない「大量破壊兵器」、はたまた「人権抑圧」「テロの温床」を口実にイラク、リビアを潰し、同様にアフガンを潰しかけた西側が、まだ懲りずに「タリバンの麻薬」を口実にアフガンを足場として奪おうとしているのか。実際、西側と言っても実体はDSのことであり、連中こそがアフガンを麻薬の一大拠点にしていたとすれば、そう易々とは手放すまい。
> アルカイダが米国に9・11同時多発テロ攻撃を起こしたではないかとの疑問もあるであろう。
DSの嘘と詭弁は上で見てきただけでも十分だが、「9・11=アルカイダ」も当然含まれる。
911遺族 調査情報の開示要求 応じなければ大統領 式典出席反対
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210808/k10013188271000.html?utm_int=news-new_contents_latest_with-image
911事件の秘密は全部明らかにするとトランプは言っている(藤原直哉氏ツイート 2021/8/8)
https://twitter.com/naoyafujiwara/status/1424117414170529798
あらゆる状況証拠から「9・11=DSによる偽旗作戦」が既にバレている。だから上記「大統領 式典出席反対」なのだろう。
生放送等でも既にご説明済みだが、12年以上前に出された「日米同盟の正体」にある“「新たな真珠湾攻撃」を望んだPNACグループ”━これが核心的だ。映画「シェーン」では、早撃ちの悪党が単細胞の農夫に先に手を出させて決闘に持込み、「正当防衛」と嘯くかの如く農夫を銃弾で吹き飛ばしていたが、バカの一つ覚えで同じ手口を繰返すDSに、バカな大衆が毎度騙される━局地的だった大衆が被る被害も、コロナ、ワクチンetc.を見ての通りグローバル化した。起きていることは「DS vs 世界の大衆」戦争と捉えた方がいい。
おっしゃる通り「米国が20年もかけて導入した社会は民主主義ではあったが、新自由主義でもあり、貧者切り捨てである。伝統的イスラム社会は貧者を共同体が面倒を見る」ということですね。マルクスの晩年のコモンの概念(財の私有権より入会重視)に繋がるようで素敵ですね。
アフガンはそういう国ですから、コカ・コーラ、ポルノ、デズニーランドの臭いをぷんぷんさせるヤンキーは受け入れられません。また、そういうモノに鈍感極まりない米国は世界のリーダー失格でしょう。
チベット人、モンゴル人、ウイグル人とウインウインの関係構築に成功している現代中国はそんなアフガニスタンと好関係を築くことの出来る唯一の大国だと私は考えます。
毛沢東がよく言っていましたが、歴代王朝の約半分が異民族による支配だったのです。その最も大きい王朝は満州人による清王朝でしょう。中国料理に満漢全席というのがありますが、中国人の包容力は絶大と言えましょう。
アフガンの国際社会への紹介は中国に任せた方が良いのではないでしょうか。
孫崎氏の昨日のブログは「確かにオサマビンラーデンらが米国に同時多発テロ攻撃を行った」と書かれていています。2015年(?)の高知市での講演(youtube)では、参加者の質問に対し、氏はPNACの「新しい真珠湾攻撃」に言及し、911には「確証」がないから「判断を保留」としていますから、今回の「確かに」文言は一歩踏み込んだ判断といえましょう。しかし、昨日の文章では「判断留保」から「確か」への判断変化の根拠を氏は示していないと考えます。一読者としては、元外交官としてイラクやイランに長期滞在された氏から、何故「判断留保」から「確か」判断をしたのかの「根拠」を明らかにして頂きたい。
追記すれば、新書版(「米国に・・」)では「同時多発テロ」は「 」無しで書かれており、その時も「違和感」を感じました。
9/11に対する考えは変えていません。私の『日米同盟の正体』に記述しています。
ここを説明し納得をしてもらうには時間がかかるので
「オサマビンラーデン」が全面的に行ったとしても というような表現にしています。
ビンラディンが下手人であるとは米国の一方的な主張です。
米国はその主張をするとき証拠はもちろんいつも通り出さなかった。
ビンラディン側からの「犯行声明」もなかった。
米国はビンラディンを急襲したとき、逮捕、拘束できる状態であったのにも
かかわらず彼の婦人ともども射殺した。
おそらく、ビンラディンの口から出る言葉で米国が、あるは米国の特定個人が
バツの悪い思いをすることを回避する狙いがあったと推測できる。
日本共産党の委員長は当時、ビンラディンは米国に犯人と名指しされても否定しない。
だから犯人はビンラディンだ、そうに決まっていると軽薄極まりないコメントを
出したことをよく覚えている。
蓋然性を鑑みるにわたしも犯人はビンラディンの可能性が極めて高いと思う。
彼には動機があり資金がありイスラム世界を侵す異教徒に対して強い敵意もあるから。
ただし何の証拠も示されなかった以上断定はすべきでないとも思う。
米国の名指しも志位の米国へのへつらいも一切考慮されるべきではない。
大阪の知事や市長を務めたチンピラテレビタレントが言ったように
「嘘をつくのは政治家と弁護士の仕事」だから。
ただ、孫崎さんのテーマ文を読んで、おや、孫崎さんはビンラティンが
犯人と断定しているのかな、と言う違和感はわたしも持った。
まさか聡明な孫崎さんは共産党のトップほどおっちょこちょいではない
だろうと思いつつも。
既に現役を退かれている孫崎さんであっても、周辺状況の変化で発信できることと できないことも変わってくる━ご本人自ら そんなことを発するわけにはいかないでしょうが、ご発信の受け手側にその認識は必要でしょう-
新型コロナ感染症が重症化するのを防ぐには「ビタミンD」と「亜鉛」が有効という査読済み論文を掲載した医師が、命の脅迫を受け論文を取り下げる(BonaFidr 2021/6/6)
https://bonafidr.com/Qpp3n
“「この1年間...ずっと、私はこのような執拗な攻撃に屈することを拒否してきました...しかし残念なことに、脅迫は非常に個人的なものになり、これまで皆さんに提供してきた情報や研究の多くを維持することができないところまで来てしまいました...」
マーコラ医師は、さらに彼やその家族に対する脅迫は非常にうまく連携された組織的なものであると記している”
臨床での多くの実績から、有効なコロナ対策としてイベルメクチンを強く推奨されている長尾和宏医師もTV出演後-
「僕が死んだら反イベルメクチンに殺られた、と思ってください...嫌がらせがスゴイ。怖い、怖すぎる。怖くて、寝れません」
許せないのは こんな攻撃に出てくる権力側ですが、少なくとも現在、丸腰の市民にどうすることもできないのも事実と思います。