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changeさん のコメント

中國の「鎖国主義」というか、「自己完結主義」というか、孤立型の方向に向いている政治・経済体制に注目する必要性がある。

民営企業が主導する形で経済発展が続いてきた中国の奇跡的発展を大きく変換する動きが顕著になっている。

「国家統制」と「市場経済」のバランスをどのようにとるかは非常に大きな問題であるが、習近平体制は、「自力更生」の「国進民退」に舵を切っている。極端に言えば、いま中国に拠点を持っている日本企業はいらなくなっているということでもある。現在必要とされても数年のうちに切り捨てられるのでしょう。

中国政府の民間企業締め付けによって外国人投資家が中国株を売却し、チャイナ指数とダウのPERは7月はじめまで同水準であったが、7月末時点でチャイナ33倍に対しダウ40倍と開きが出ている。
米国のテーパリングがどのように進むかも中国経済に対する影響を無視できない。

外国の思想が中国内に入らないように、思想統制も行われていく。「漢民族」支配の家族民族主義には、自由な宗教選択はないし、自由な言動がないという鎖国状態に置かれると、日本が期待している「インバウンド」は一部の特権階級にしか与えられないのでしょう。日本人の頭の切り替えが必要である。

他国との政治的・経済的活動は、「漢民族」の儒教がすべての行動規範であり、ウイグル問題を鎮静化しようとすれば、イスラムとの協調性以上の要求が出てくるタリバンに対応できるのであろうか。ウイグルだけでなくイスラムとの付き合い方が中国に問われている。中国は深入りしたくないが、近隣国であり、紛争は回避していかなければならない。かじ取りが難しくなっていくので、米国の笑いが聞こえる。
No.2
38ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  何故、20年も戦ってきた米国が、バイデン政権になってアフガンからの全米軍撤退を決めたのであろうか。  ベトナム戦争は米軍が完全に敗北し、北越軍がサイゴンを完全に軍事的に制圧する中で起こった。アフガンにおいては米軍はそこまで追い込まれていない。  先ず第一に、バイデン政権は金融資本と、軍産複合体の支援でできた政権である。大統領選挙時9月、 489 人の安全保障関係者がバイデン氏支持、大統領批判の書簡に署名し発表、元将軍、元国防長官、元 CIA 長官ら」の動きがあった。バイデン大統領がこれらのグループの意思を無視してアフガン撤退を考えたとは思えない。つまり、アフガン撤退は軍産複合体の選択であった。ではなぜか。  第二に米国安全保障政策上の最重要課題は何か。中国と対峙することである。  今日、中国の最大弱点は何か。新疆ウイグルの民族主義とイスラム教である。  これを思ってアフガン情勢を見ると全く異なった図式が
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。