• このエントリーをはてなブックマークに追加

りゃんさん のコメント

報道を聞いても、コロナ対策が中心にとりあげられている印象である。

しかし、厚労省はじめとした役所も、地方自治体も、医師会・実地医家も、そして国民も、一定以上は首相のおもうように動かない。そういう中で、ほかのだれがやってもこれ以上はうまくできなかった、むしろよくやったというのが自分の評価だ。とくにワクチン接種はギクシャクもしていたが、総体的には立派な成果をあげてきたとおもう。それをになったのは河野だが、任命したのはスガ首相だ。

私事だが、わたしも、8月に無事2回のワクチン接種を終えた。ついでに書くが、このブログに関連するひとびとで、ワクチンに対する態度をはっきりさせたのは、3人しかいない。孫崎さん、changeさん、そしてわたしだ。記憶が間違っていたら謝罪するが、思い出す限りでは、ワクチン批判派のヒトビトも、自分は決して打たないと明言したヒトはいない。

さて、コロナ対策に対する国民の不人気というある意味実態の不明確なものによって、スガ首相はやめたのだろうか。きのうから今日までのあいだに何があったのか。まだ解明すべきものがあるような気がする。

コロナ対策に「失態」がなかったとして、最近のスガ首相のなにが「失態」なのだろうか。わたしが思い当たるのは、アフガニスタンで、日本に協力したアフガニスタン人全員を国外移送できずに日本が引き揚げてしまったことだ。一方、在アフガニスタン日本大使館員(日本人職員)は8月15日さっさと国外脱出している。外務省もスガ首相がどうこういっても、一定以上は動かない役所だろう。しかし、スガ首相でなければもう少しなんとかなったのかもしれない。

孫崎さんも、アフガニスタンについてここで何度かとりあげているが、在アフガニスタン日本大使館のこのふるまいについては書かない。大使館員がもっと情報収集していれば、8月はじめにはアフガニスタン人ともども国外に移動できたかもしれないのに。孫崎さんの主観がどうであれ、客観的には孫崎さんは、外務省で重職にあったOBだ。ただ黙っておられるのは、少しさびしく感じる。
No.7
38ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
1:菅首相が辞任した。 2:直近の理由は、菅首相は、総裁選挙前に自民党役員、閣僚人事を行おうとしたことに対し、党内から激しい反発をうけ、想定した人々がこれを断り、実施できなかったことであろう。  目玉は二階幹事長切りである。従って後任には二階氏クラスの重みのある人物が必要となる。岸田氏は早々に受理しないことを述べた。甘利氏は3 A (安倍、麻生、甘利)という連帯グループで安倍政権、菅政権を支える一角であったが、「甘利氏は菅首相が週明けに党役員人事などに踏み切る意向に新総裁の下で行うべきだとの認識を示した。甘利氏は麻生派所属。自身のホームページでも”総裁選前に人事を行うという前例のない事態には皆、理解に苦しんでいる”と疑問を呈した」(時事通信)との対応を取った。この動きは当然安倍・麻生と連携している。  更に安倍、麻生氏自身についても、毎日は「首相総裁選迫る中、異例のカードが党役員と閣僚人事。人事刷新
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。