1:菅首相が辞任した。
2:直近の理由は、菅首相は、総裁選挙前に自民党役員、閣僚人事を行おうとしたことに対し、党内から激しい反発をうけ、想定した人々がこれを断り、実施できなかったことであろう。
 目玉は二階幹事長切りである。従って後任には二階氏クラスの重みのある人物が必要となる。岸田氏は早々に受理しないことを述べた。甘利氏は3A(安倍、麻生、甘利)という連帯グループで安倍政権、菅政権を支える一角であったが、「甘利氏は菅首相が週明けに党役員人事などに踏み切る意向に新総裁の下で行うべきだとの認識を示した。甘利氏は麻生派所属。自身のホームページでも”総裁選前に人事を行うという前例のない事態には皆、理解に苦しんでいる”と疑問を呈した」(時事通信)との対応を取った。この動きは当然安倍・麻生と連携している。
 更に安倍、麻生氏自身についても、毎日は「首相総裁選迫る中、異例のカードが党役員と閣僚人事。人事刷新