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p_fさん のコメント

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p_f
件の「求められる資質」は反論の余地無しであり、下村治氏はこの理想に向けて実践されたのだろう。

> その資質はエコノミストに限らない。官僚など多くの専門家にも求められるものであった、今やそれが一変した。

理想は同じながら、今や能力、努力が下村治氏に遠く及ばない者だらけになってしまった━ではない。本音が「強欲は善だ!」「強欲は合法だ!」に変わってしまったのである。また、建て前として係る「資質」のような立派なことを発する政治家、企業トップも多いが、往々にして「言ってることと やってることが違う」となる。自己に相当厳しくないと実践できないことだからだ。だが、本来、この「厳しい道」への覚悟が無い者には上に立つ資格はない。

> 日本社会の劣化が起こっているのである。

係る理想に向けて実践されていた先人達は立派だが、どの分野でも日本に共通して見られることは、後進の育成には無頓着だったことでないか。「学校じゃないんだ、一々、手取り足取り教えてられるか!自ら学べ!」━それも一理あろうが、次世代を育てることを疎かにした罪は やはり大きいと思う。
No.4
31ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 戦後、基本的に、自由民主党が日本の政治・社会を牛耳ってきた。だが、この間、日本の全ての社会で、求められる人間像が変化した。  日経新聞のコラムで、1960年代での求められるエコノミスト像を下村治氏を通じて記載した。その資質はエコノミストに限らない。官僚など多くの専門家にも止まられるものであった、今やそれが一変した。求める像の変化で、どちらの社会がより望ましいものであるかは明白であろう。日本社会の劣化が起こっているのである。 転載、16日、日経「エコノミストの資質とは」(大機小機) ・ 60 年前、池田内閣の下で国民所得倍増計画が実行に移された。この長期計画の目標は、 1961 年から 10 年以内に実質国民総生産を倍増させる、国民の生活水準を西欧先進国並みにする、完全雇用の達成と福祉国家を実現する、国民各層間の所得格差の是正をはかる ―― であった。立案の中心人物は、大蔵省(現財務省)内の一室で日本の潜在成長
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。