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りゃんさん のコメント

中国は日本よりもずっと前から植民地だったわけですから、ジャパンハンドラーよりも強固なチャイナハンドラーとその中国側対応集団がいるのです。共産主義革命によってそれが清算されたようにみえたのもつかのま、中ソ対立からニクソン訪中をへて、それが復活したとみるべきでしょう。

鄧小平は朝鮮戦争から大躍進、文革といった毛沢東の愚行を二度とくりかえさない、くりかえせば中国共産党の破滅だとの反省から、凡庸な江沢民をあえて後継指名して集団指導体制を余儀なくし、しかも指導部は10年で交代せよという訓令をのこしました。その遺訓のもと、米中合作の新自由主義により、中国は経済的に大成功しました。

いま、習近平はそれに挑戦しているわけです。その先になにがあるのか。

じつは、わたしは経済的自殺にみえるこういう習近平を応援しています。中国は今後急激に高齢化する一方、まともな社会福祉はありません。日本が米国と合作の所得倍増・高度成長の果実を超低成長にもかかわらず高齢者福祉に全フリした結果、いまのような高齢者福祉をつくりあげた。中国がそれに学ばなければ、中国は不安定化し、周辺への侵略を強めることでしょう。中国国内がどうなろうとかまいませんが、まわりに迷惑をかけるのはやめてほしい。だからこそ、習近平が今後軍部をうまくおさえて、国内で福祉国家を実現するのを応援するのです。
No.11
31ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
転載: 「共産党指導部が分裂状態に 個人崇拝に走るメディア=金子秀敏(エコノミスト) ・中国の指導部は 9 月に入って事実上、分裂状態に。  ひとつは 共産党中央宣伝部や国家インターネット情報弁公室など 習近平国家主席 の影響力の強い部局で、民営企業に対する規制を強化 したり、富豪や芸能人を西欧文化の害毒に染まっているとネット上で攻撃している。毛沢東時代の文化大革命の悪夢を思わせる激しさだ。   もうひとつは 李克強首相の国務院で、習主席とは逆に民営企業の支援、雇用創出など従来の経済政策を継続 している。   9 月中旬、習主席は陝西省西安市を視察した。スポーツ大会の開会式のほか、軍の基地を訪れ「いくさの準備に集中せよ」と訓示した。「幻想を捨てて(国民党や米国との)闘争を準備せよ」という国共内戦時の毛沢東の言葉を踏まえ、台湾に対する武力行使や米国との武力衝突を示唆している。  人民日報、国営テレビなど党メディアは連日、習主
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。