転載:「共産党指導部が分裂状態に 個人崇拝に走るメディア=金子秀敏(エコノミスト)
・中国の指導部は9月に入って事実上、分裂状態に。
ひとつは共産党中央宣伝部や国家インターネット情報弁公室など習近平国家主席の影響力の強い部局で、民営企業に対する規制を強化したり、富豪や芸能人を西欧文化の害毒に染まっているとネット上で攻撃している。毛沢東時代の文化大革命の悪夢を思わせる激しさだ。
もうひとつは李克強首相の国務院で、習主席とは逆に民営企業の支援、雇用創出など従来の経済政策を継続している。
9月中旬、習主席は陝西省西安市を視察した。スポーツ大会の開会式のほか、軍の基地を訪れ「いくさの準備に集中せよ」と訓示した。「幻想を捨てて(国民党や米国との)闘争を準備せよ」という国共内戦時の毛沢東の言葉を踏まえ、台湾に対する武力行使や米国との武力衝突を示唆している。
人民日報、国営テレビなど党メディアは連日、習主
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今日の課題は中国。
でも、歴史的に観て、現代中国の成立は米国の作用の結果だと診てますから、米国を私がどう見ているのかが鍵でしょう。
私は米国人が好きです。彼らから多くの内部告発者が生まれて来て、多くの米国人が自由を獲得するのにコストを掛けるのを厭わないからです。
その米国がファッショ独裁国家なんです。具体的に言えば、製薬カルテルと兵器産業が政治を牛耳っている。彼らの利益率向上が政治の基本となっているのです。当然、米国は世界最大のタックスヘイブンなのです。ファシストたちの夢は全世界をTHE UNITED STATES OF THE EARTHの実現です。
もし、中国が存在しなければ、南米とアフリカはどうなっているでしょう。中国は覇権を拒否してます。立派ですね。
中国は当然「統制派」と「放任派」で対立するでしょう。お互いに議論を尽くし大義を目指す。結構な話です。
中国は日本と仲良くしたいと呼びかけているのに「嫌い」を隠さない日本人てやはり人種偏見でしょうね。
白鵬の取り口に卑しいと連発した日本の右翼のセンチメントもやはり人種偏見です。
この人種偏見を高く評価する米国のエスタブリッシュメントの欠片の働きも無視出来ません。
尖閣を防衛すると言うバイデンの言葉で岸田が動く。人種偏見の右翼が元気づく。山縣有朋の時代にあっという間に後戻りする可能性は高い。
一方、東アジアの歴史の申し子たる人民解放軍は日本の傾向には十分な準備をしている。
自民党の通る道は中米どちらにも一線を画す非同盟しかない。分かるかな?
資本主義の根っこに取り込み詐欺の動機の存在はある。効かない薬を高値で売り込むのもその動機に本質的に同じと言えよう。薬の場合は「効いた」と思わせる安心効果が働くのでやっかい。
商売上手と言う言葉があるが、昔、上海の下町を歩いていたら、人だかりしているお店があった。私もそれに惹かれ店に入って外套を買った。上海人が着る普通の外套だった。
後で聞いた話だが、その人だかりは全部サクラだという。
恒大のしくじりを「そうらみろ!」と笑う日本人がいるが、中国も米国、日本と似たような資本主義国家になっているということなのでむしろ歓迎すべきことじゃないのだろうか。
私企業の製品と財務を信用するかどうかは、私人、私企業のリスクとアカウントで行うこと以外の何事でもないのだから。
>>4
わたしは、現在の日本人におけるチャイナフォビアは
偏見でなく、長きにわたって続いた、日本人はアジアでは別格の
優秀な民族との思い込みが美しき誤解であると知ることを
余儀なくされた、やるせなさとどうしようもなさを処理しきれて
いない副反応だと見ています。
非常に危険な精神状態です。
今の日本人って。
負けると分かった碁盤の局面をガラガラと崩してしまいたい。
米国の助けがあれば戦争できて米国が中国をそれこそ石器時代に
変えてくれないかと願望する状態です。
日本の未来はウォウウォウウォウと
モーニング娘が歌ったのはほんのちょっと前です。
>>6
全く同感です。
ただ、モンゴル力士に多く見られる取組の粗野な振る舞いは
わたしも嫌いなのですよ。
足を土俵から一歩出して負けを受け入れた相手力士をそれでも
激しく土俵から突き落としてしまうというのは、モンゴル力士に
ありがちな行動でした。
今は相撲をほとんど見ないのですが。
それにしても朝青龍はひどかった。
昨年の7月ごろだったとおもいますが、孫崎さんは、「チャイナ肺炎をいちはやくコントロールし、経済的にも他国を圧倒した回復ぶりの中国」という内容の記事をこのブログに引用していました。それにあわせて小躍りしていたヒトビトがいたことも思い出します。
そんな前まで思い出す必要もない。孫崎さんが、中国企業の株式総額がアジア圏で他を圧倒しているという内容の記事をあげたのは、つい最近のことです。このときわたしは、「貴州茅台酒」を例にあげ、バブルあるいは株価操作の危険について警鐘を鳴らしました。そういえば、「貴州茅台酒」の元社長が無期懲役に処せられたというニュースが最近ありました。詳細はわかりませんが、権力闘争のにおいがプンプンします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f3239035a5b78799668b289d09e414898cac6c3
いま中国でおきていることは、たぶん遅くとも7,8月ごろにはネットメディアではさかんに取り上げられ始めていましたが、要するに権力闘争です。権力闘争が経済に直接影響をおよぼしているのですが、ネットの書き込みをみるとピントはずれのコメントも多いようですね。
中国は日本よりもずっと前から植民地だったわけですから、ジャパンハンドラーよりも強固なチャイナハンドラーとその中国側対応集団がいるのです。共産主義革命によってそれが清算されたようにみえたのもつかのま、中ソ対立からニクソン訪中をへて、それが復活したとみるべきでしょう。
鄧小平は朝鮮戦争から大躍進、文革といった毛沢東の愚行を二度とくりかえさない、くりかえせば中国共産党の破滅だとの反省から、凡庸な江沢民をあえて後継指名して集団指導体制を余儀なくし、しかも指導部は10年で交代せよという訓令をのこしました。その遺訓のもと、米中合作の新自由主義により、中国は経済的に大成功しました。
いま、習近平はそれに挑戦しているわけです。その先になにがあるのか。
じつは、わたしは経済的自殺にみえるこういう習近平を応援しています。中国は今後急激に高齢化する一方、まともな社会福祉はありません。日本が米国と合作の所得倍増・高度成長の果実を超低成長にもかかわらず高齢者福祉に全フリした結果、いまのような高齢者福祉をつくりあげた。中国がそれに学ばなければ、中国は不安定化し、周辺への侵略を強めることでしょう。中国国内がどうなろうとかまいませんが、まわりに迷惑をかけるのはやめてほしい。だからこそ、習近平が今後軍部をうまくおさえて、国内で福祉国家を実現するのを応援するのです。
ところが、習近平は、孫崎さんの今回記事のなかにも
9月中旬、(略)軍の基地を訪れ「いくさの準備に集中せよ」と訓示した。「幻想を捨てて(国民党や米国との)闘争を準備せよ」という国共内戦時の毛沢東の言葉を踏まえ、台湾に対する武力行使や米国との武力衝突を示唆している。
とあるように、軍部をおさえるといういちばん大事な勘所がわかってなさそうです。
単なる権力欲だけの男なのかもしれませんね。
なお、恒大については、33兆円の負債といわれていましたが、数日前に案の定、簿外債務が明らかになり、それがどこまで広がるのかわかりません。債権者同士の連絡が禁止されるという、まともな資本主義ではありえないこともおきているようです。
同時に、豪との関係をみずから悪化させたことによりまねいた石炭不足等による大停電もおき、とうとう、この第三四半期の成長はゼロだという観測もされています。
https://www.zerohedge.com/markets/goldman-cuts-chinas-q3-gdp-growth-0-amid-growing-energy-crisis
客観的に見て中国が戦争を始められる状況ではないですが、冒険主義はやめてほしいものです。