フレデイ タンさん のコメント
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私はもともと囲碁をやっていました。ネット囲碁が出来るようになって、一日8時間位ぶっつづけでさし続け、頭がくらくらすることもありました。こうした生活は精神衛生上悪いと思い、囲碁から去りました。
でも、本来、囲碁、将棋が好きです。この時に藤井聡太氏が現れてきたのです。
私は「 藤井聡太フィーバー」は三つの要因でできたと思います。①個人の能力、② AI, ③アベマ TV 。
藤井聡太氏は、 2019 年詰将棋解答選手権に五連勝しています。読みの力が抜群であることを示しています。
次いで、 AI の登場です。 AI の思考は全く人間の思考と離れて行われます。ルールだけ与え、後は AI が自分で考えていきます。今 TV の実況中継を行っている際に AI の示す最善手を表示しますが、 AI は次の一手を示すのに、時に300億手以上を考察しています。 AI の登場で、次の一手で様々な選択肢の紹介、各々の評価、今後の理想形の展開を示します。昔は、
以前にもここで触れましたが、聡太君の将棋を中村大地氏はピカソの絵と評しました。私も素人ながらその言わんとするところが分かるような気がします。
これまでの将棋の修業はどちらかと言えば、司法試験みたいなものだったのではないでしょうか。棋譜を覚えるのは六法全書を勉強するのと似てる?のではないでしょうか。
ところが、私には聡太君の登場で一挙に将棋が暗記物から物理学になっちゃったという実感があるのです。物理学の大天才アインスタインは暗記が苦手だったと言われてます。聡太君は記者の質問に答えて、「自分は脳内盤を使わない。符合で考える」と表明しているのです。アインスタインは数学の天才でもあります。聡太君は彼特有の将棋数学の体系を持っているのではないでしょうか。その結果出て来る戦略戦術は中村大地氏にはピカソの絵みたいに見えるのでしょう。
羽生氏は脳内盤を4つに分けて考えるそうです。聡太君の手を解説する羽生氏の聡太君の一手一手に感嘆する姿を見ていると聡太君の将棋数学の体系が羽生氏には分かっているのではないでしょうか。他の棋士はまだその体系に気が付いてないようです。
続く
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