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changeさん のコメント

平山郁夫氏だけでなく芸術は、様々な人が見るのであってが、その人が納得できる見方で見るのであって、価値観が変わってきて当たり前です。10人いれば10人違った評価をする。どの見方も正しいのです。否定しません。

ただ、私自身の鑑賞の仕方は、平山氏がどのような体験を重ねておられるか、どのような状況でお描きになられたかという「因縁」を無視できず、平山氏の体験を私の心に置き換えて鑑賞します。私の心は、平山氏の心を心として遊泳(動き回る)しますが、私の中に「花開く」感動がある場合があれば、感動が起きない場合がある。感動できない場合は、私の心が平山氏の心を完全に受け入れていないと反省するのです。

主義主張にとらわれると、私自身の心が曇り、見えるものが見えないと心に常に問いかけているのです。
基本的にはどのような主義主張を持ってもかまわないが、主議主張を前面に出しては芸術品を鑑賞できないと私は見ているのであって、他人の見るのを否定しているわけではありません。何度も申し上げますが、私自身の問題なのです。
No.7
36ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 平山郁夫氏は中学三年の時、 広島の学徒動員先で原爆に被爆。彼は原爆症で苦しみながら、原爆投下の絵画を一点しかえがいていない。更に三四年経過し始めてこの体験を絵画にする。画家が自分の絵の背景を述べることはまれであるが、平山氏は自著『群青の海へ』で描くに至る経緯を記述、その内容はいかなる解説文よりも真髄をついているとみられるので、それを引用する。 「昭和二十年のその日、私は、舞い上がった広島の町から、どうにか脱出することができましたが、いつまでも私を追いかけてくるのは、巨大な炎でした。振り返り振り返り逃げまどう私の眼に映るのは、天を焦がす巨大な炎の中で、のたうちまわる断末魔の広島の町の姿でした。  背中のほてりは、ますます強まってきます。炎は歩いても歩いても追っかけてきます。人間が、石ころのように無造作に倒れています。じっとしている人、血だらけになってうめき声をあげている人、白い骨が露出している人
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。