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りゃんさん のコメント

・・・権力の乱用と権利の侵害が、常に同じ目標に 向けて長期にわたって続き、人民を絶対的な専制の下に置こうとする意図が明らかであるときには、その ような政府を捨て去り、自らの将来の安全のために新たな保障の組織を作ることが、人民の権利であり義 務である・・・

憲法とならんで米国の基本文書である独立宣言(1776)の一節である。孫崎さんは「我々は高度に民主化された社会において国民の相当数が政府に対する暴力を支持する時が来るとは思っていなかった」と言うが、米国は独立戦争をへて英国から独立し、民主主義を勝ち取ったという建前の国であって、抽象的には、ある条件のもとで「政府に対する暴力」が「民主主義」の前にくる国である。

最近の数字は、この抽象的な国是が、より具体的なものと感じられつつあるということだろう。

感じているのはタイトルに「正当化されるとする者は主として共和党支持者」とあるように、共和党支持者、より明確にいえばトランプ支持者であろう。かれらの中核は米国の伝統的な保守勢力であり、外国での戦争を基本的には支持しない人たちである。わたしは以前、トランプは別に支持しないが、トランプ支持者とは連帯すべきであるとここで書いたことがあり、その考えはいまもかわっていない。

かれらが暴力的にでも倒そうとしている政府はバイデン政権である。これはある意味米国社会の健全さのあらわれともいえる。しかし、米国社会の分裂は、もはやほとんど戻れない地点にまで来ているとも見える。
No.12
35ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
長く、我々は高度に民主化された社会において国民の相当数が 政府に対する暴力を支持する時が来るとは思っていなかった。しかし、12月17,18日に実施されたワシントン・ポスト紙調査では34%の人が政府に対する暴力を支持している。 A-1 12 月17-19日実施ワシントン・ポスト紙、メリランド大学世論調査(2022年1月2日アップトデート) ・市民が政府に対し暴力を使用することは正当化できるか、決して正当化できないか。              正当化できる    決してできない  回答無し             34 %          62 %       4% 過去との比較    正当化できる%   決してできない%  回答無し% 10/25/15*       23            69          8 1/10/11        16            76          8 4/12/10      
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。