りゃんさん のコメント
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長く、我々は高度に民主化された社会において国民の相当数が 政府に対する暴力を支持する時が来るとは思っていなかった。しかし、12月17,18日に実施されたワシントン・ポスト紙調査では34%の人が政府に対する暴力を支持している。 A-1 12 月17-19日実施ワシントン・ポスト紙、メリランド大学世論調査(2022年1月2日アップトデート) ・市民が政府に対し暴力を使用することは正当化できるか、決して正当化できないか。 正当化できる 決してできない 回答無し 34 % 62 % 4% 過去との比較 正当化できる% 決してできない% 回答無し% 10/25/15* 23 69 8 1/10/11 16 76 8 4/12/10
憲法とならんで米国の基本文書である独立宣言(1776)の一節である。孫崎さんは「我々は高度に民主化された社会において国民の相当数が政府に対する暴力を支持する時が来るとは思っていなかった」と言うが、米国は独立戦争をへて英国から独立し、民主主義を勝ち取ったという建前の国であって、抽象的には、ある条件のもとで「政府に対する暴力」が「民主主義」の前にくる国である。
最近の数字は、この抽象的な国是が、より具体的なものと感じられつつあるということだろう。
感じているのはタイトルに「正当化されるとする者は主として共和党支持者」とあるように、共和党支持者、より明確にいえばトランプ支持者であろう。かれらの中核は米国の伝統的な保守勢力であり、外国での戦争を基本的には支持しない人たちである。わたしは以前、トランプは別に支持しないが、トランプ支持者とは連帯すべきであるとここで書いたことがあり、その考えはいまもかわっていない。
かれらが暴力的にでも倒そうとしている政府はバイデン政権である。これはある意味米国社会の健全さのあらわれともいえる。しかし、米国社会の分裂は、もはやほとんど戻れない地点にまで来ているとも見える。
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