長く、我々は高度に民主化された社会において国民の相当数が政府に対する暴力を支持する時が来るとは思っていなかった。しかし、12月17,18日に実施されたワシントン・ポスト紙調査では34%の人が政府に対する暴力を支持している。
A-1 12月17-19日実施ワシントン・ポスト紙、メリランド大学世論調査(2022年1月2日アップトデート)
・市民が政府に対し暴力を使用することは正当化できるか、決して正当化できないか。
正当化できる 決してできない 回答無し
34 % 62 % 4%
過去との比較 正当化できる% 決してできない% 回答無し%
10/25/15* 23 69 8
1/10/11 16 76 8
4/12/10
孫崎享のつぶやき
驚き。米国社会の変化。12月WP世論調査で今34%の人が、時により政府への暴力が正当化されると回答。95年には9%、2010年に16%。正当化されるとする者は主として共和党支持者。政府が市民の権利、自由を取り去り、市民に反対する時は22%。
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コメント
コメントを書く<世論調査の信憑性が問われる時代>に求められる最低の前提である①調査母数②男女割合③年代別構成比が示されていないのは残念である。
米国の実態として、政府への暴力的行為を認める割合が増えているというショッキングな内容である。ただ、言葉の暴力か行動的暴力かは不明であるが、無視できないアンケートである。
政府への抗議は収入と生活維持の関係が悪化の方向に向かっているということでしょう。特に物価上昇が大きいと多少賃金が上がっても生活レベルは低下してしまう。収入増が物価上昇に追い付かず生活が苦しくなっていることに他ならない。
資本主義経済では、①物の取引②金の取引に大きく区分けされるが、①の物の取引主体であれば格差が一定程度に制限されるが、②の金の取引が大きくなってくると、少人数で巨大な利益を確保できるので、対策を持たない限り、市場原理で格差が大きくなる一方でしょう。
この格差が、高度デジタル化社会では、ロボット、AIが多様化されたIot社会になるとさらに人間の役割が減少の道を歩んでいく。
技術革新が進んでいけばいくほど、人間としての役割が限定されていくと創造的思考が身についた前向きの人は生活が保障されるが、追い付いていけない人は人生に絶望を感じるのではないか。
技術革新と同じように、人間としての生き方を見つめる教育なくしては社会的混乱が日常化し、米国の暴力是認を大きく超えた人間同士の殺し合いが始まるのではないかと懸念される。ワシントンポストを掘り下げて考える必要性を痛感する。
米国で反ワクチン運動を展開する複数のメル友から私に毎日10通程度メールと添付のビデオが送らてくる。彼らはGAFAの厳しいセンサーを潜り抜け米国なみならず全世界の人々にも反mRNAワクチン接種の危険性を訴え続けている。
これらメールの送り主は米国の一流の医者が殆どだ。当然、彼らの名はGAFAのブラックリストに登録され、GAFA使用のみならず専門誌への研究成果発表もままならない。この状態はイタリア中世期の大科学者ガリレオ・ガイレイが弾圧された中世の暗黒世界に喩えても何ら不都合無い地獄の様相となり果てている。
したがって、我がメル友たちの運動は地下に潜り、センサーの間隙をぬって米国のみならず西欧諸国にも凄まじい広がりを見せている。この広がりは私がベトナムで目撃したベトコンの南への侵入の広がりに酷似している。共和党系のフォックスニュースが時折記事にするが、米国の若者の大半はバイデン大統領を「ファック」と呼び捨てにして憚らない。我々が学生運動で「岸を倒せ」とシュピレヒコールしたがその当時と同じ情景が米国で展開されているのは事実だ。フロリダやテキサスは知事がバイデンに反旗を翻し、反ワクチン運動は新たなスイングを始めている。
続く
>>5
続き
私の受け止めではドクターたちの反ワクチンの主張に同意している米国人は50%を下回らないだろう。この人々は当然バイデン政権、GAFAの所有者のDSの全面的科学否定に対して怒りを隠してない。
ワシントンポスト等が政府に対する暴力行使容認が34%と言っているらしいが、言論弾圧、科学否定の命令の出し手がDSつまりロックフェラー財団たちだと言うのを明確に認識始めた層は反ワクチン賛同者でもあるので、正しくは50%を超えるのではないだろうか。
DSの指示に従うバイデン政権は中露との戦争をも視野に入れている。中露VS米国の戦いとなれば、第三次世界大戦だ。
第一次大戦はソ連を生み出した。第二次大戦は人民中國を誕生させた。第三次大戦は間違いなく反DSケネデイー兄弟が掲げたニューフロンテイア革命が誕生しよう。
革命は暴力なしでは生まれないと言ったのはトロッキーであり毛沢東でありカストロだった。ケネデイーは選挙で選ばれたルムンバをCIAが虐殺したのに憤り、半植民地主義者のドゴール暗殺を仕掛けたCIAに対しても憤りを隠さなかった。カストロの暴力にはナショナリズムを認め寛容だった。
米国民はバカではない。もし、中露との戦争をバイデンが始めるなら、暴力に訴え、ニューフロンテイア革命を成立させよう。
嫌中の皆様、世界に目を広げ、科学に基づく観察を深めて行こうじゃないですか。
<嫌中,嫌中といわれるので、一部の国の好感度調査があったので、実態を見てみる。>
2021.4.20 新聞通信調査会の調査による。(残念ながら日本人の調査はない)
中国好感度 日39.7、米26.6、英46.0、仏70.6、 韓54.0、 タイ63.3
米国好感度 日79.6、 英87.0、仏83.3、中29.0、韓 46.8、タイ62.4
韓国好感度 日31.3、米69.1、英69.1、仏63.6、中26.0, タイ52.7
1.日本も同じような物であろうが、米韓とも中に対する好感度が極めて低い。
2.日本に対する好感度が韓国人が一番低いが、中国人も同じようなものである。
3.中国の好感度はフランスが一番高い。
4.タイに対して韓国人好感度が低い。
日本人の嫌中は、この調査にはないが、米国と韓国と似たようなものであり、日本人が特に嫌中とは言えない。
中国の振る舞いを世界が評価していないということでしょう。
「米国が外国に対し武力行使することは正当化できるか否か」「いかなる時に正当化できるか」━その回答は凡そ察しが付くが、この問いでの「米国」→「市民」、「外国」→「政府」に置き換わった格好だ。中東で米国/イスラエルが問答無用の暴力(空爆等)を振うから自爆テロが生じた。どんなに非対称でも「目には目を」ということだ。
映画「チリの闘争―武器なき民衆の闘争」は、誕生間もないアジェンデ「左派」政権を潰しに掛かる動きに、丸腰の市民が団結して抵抗する様を描いたドキュメンタリーだが、軍部が実力行使に出た途端、「あっけなく粉砕」の目に遭ってしまう。それを実体験で悟っていたために、ゲバラも学生時代に賛同したインドの非暴力/不服従運動から武力闘争に方向転換した。
米国大衆は「偉大な兄弟(DS)があなたを見守っている」社会になってからでは遅いと分かっているのでないか。
映画「ニュースの真相」からも、DSの一角、WPが出す数字も眉唾だ。G.オーウェル曰くの「社主は...ある種の重要問題についてはどうしても正確な事実をつたえるわけにはいかない金持だからである」ということだ。
大衆を無力化したいDSは当然「刀狩り」をしたいが、そのために偽旗工作「銃による凶悪事件」を続けているというのも ありそうな話だ。
>>7
その程度の数字を並べて中国の振る舞いを「世界が評価しない」と結論付けるその軽薄が何とかならんかと思うわけです。
つらつら考えるに日本の金太郎飴みたいな新聞の記事の構文が私には気に食わないのです。何か中国に関して事実らしいものを報道するたびに「その狙いは云々」とDSに忖度するかの如き解説をつけ加える癖です。とてもいやですね。特に北朝鮮の記事はひどい。実際に取材もしないで「その狙いは」「その狙いは」と解説ばかりです。
そのような癖はDSがマスコミを支配して日本人の頭を嫌中意識で埋め尽くす努力をした結果だと私は観察してます。その最たるものは貴殿の大好きな「公党」と自称する私には三流の商社みたいにしか見えない自由民主党だと思うのですが、貴殿はそう思いませんか?
CIAの虐殺は暗殺である。暴力に違いないが陰湿だ。CIAはケネデイーの支配下にあったにもかかわらず、勝手に動いていたのでケネデイーの憤懣は天に達していた。ケネデイーはCIAの解体を行う矢先にダラスでCIAにより虐殺された。コンゴのルムンバみたいに虐殺された。これはワシントンポストの意識調査が対象とする暴力ではない。意識調査の対象となる暴力は世直しの為の蜂起というべきか。
>>13
今年も宜しく。
中国のことが分からないというより、中国の振る舞いがよくないということを十分わかっている。
分かっているから、米国の良くない点(あなたの言う通り私たちが分かっていること)を何時も持ち出してきて、中国の悪癖を正当化しようとする。
要するに、知的水準が子供じみており、左翼の水準とは程遠い「中国命」の単細胞の人たちとみています。
>>14 追記
コロナワクチンを否定する根拠も私は科学的根拠より、
①中国ワクチンの効果がかなり落ちる。②「ゼロコロナ」から「ウイズコロナ」に移れない。この二つの中国ハンディを乗り越えるのは大変であるからわめいているとみています。
米国ワクチンを使いたくとも中国の医学がかなり落ちるということを世界に表明するものであり使えないジレンマを抱えています。「ウイズコロナ」に移行したら中国の国民性から見て米国の何倍かの感染者が毎日あふれて中国の威信(本来砂上の楼閣)が落ちることを一番心配している。
悪い面はさらけ出せば中国のためになると思いますが、外ずらばかリ気にして内側を充実させようとしない国民性気の毒にも思っています。私が愛読している本は中国の古典ばかり、中国の古典を勉強している人は中国より日本の方が割合では多いのではないかとも観ています。中国はどうしてこんなに体たらくな姿をさらしているのかと嘆いていることでしょう。