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m.m.さん のコメント

米国がアフガニスタンやイラクを攻撃した時には「進攻」と標記していたメディアが、今回は揃って「侵攻」と書いている。これは暗黙の内に「米国は正義の国」「ロシアは悪の国」と印象づける狙いだろう。こんなことは対米隷属政権が考えたに決まっている。

そもそもNATOとはソ連攻撃のために作られ、それに対抗してソ連側もワルシャワ条約機構を作った。
ソ連崩壊によってワルシャワ条約機構は廃止されたが、NATOは存続を続け、かつてのワルシャワ条約加盟国までNATOに組み入れている。そしてモスクワに至近のウクライナまでNATOに参加させようとして米国の行為こそ非難すべきではないか。ロシア政府が最も恐れているのは米軍なのである。日ロ交渉をくり返しても北方領土を手放さないのは、日本側が返還した四島に「米軍基地を造らせない」との約束をしないためである。モスクワから遠く離れた極東でさえ米軍が入ることを嫌うロシアが、ウクライナに米軍基地を黙認できるはずはない。むしろポーランドなどの加入を黙認していたロシアの態度を褒めたいくらいだ。

戦闘行為を非難するのは当然であるが、兵器販売を目論んで「ロシアが侵攻しても米軍は戦闘に加わらない」と発言して、開戦を誘導していたバイデン大統領にも非難の声を上げるべきだ。
No.4
26ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。