RT－American military expert explains‘slow’Russian advance in Ukraine
https://www.rt.com/russia/552098-ukraine-speed-operations-civilians/

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2022/3/16

米国の軍事専門家が、ウクライナにおけるロシアの「遅い」進撃を解説━西側諸国のプロパガンダがウクライナは勝つとの誤った期待を生んだと退役米軍将校が語る

ロシアはウクライナ軍を無力化するという目的をほぼ達成しているが、西側諸国は、民間人の犠牲を避ける計画通りの ゆったりした進撃を、弱さの反映と誤解しており、戦闘を長引かせるために武器を流していると、元国防省最高顧問が語っている。

ロシアのプーチン大統領は当初から、民間人の死傷や大規模な物的損害を避けるよう厳命してきたと、退役米陸軍大佐のダグラス・マクレガー氏は2日、グレーゾーン紙に大規模なインタビューを行った際に語っている。

このためロシア軍の進撃は遅くなり、「ウクライナ人に誤った希望を与え、西側諸国がそれを鵜呑みにして、ロシアは負けつつあると世界に信じ込ませようとしているが、実際にはその逆である」とマクレガー氏は述べた。

「戦争は、どこから見ても決定している」と元大佐は語った。「初日から作戦全体は、ウクライナ軍の壊滅に焦点が当てられていた。それはほぼ完了した。」

まだ活動しているウクライナ軍は、「完全に包囲され、切り離され、様々な町で孤立している」とマクレガーは言った。ドネツクとの国境には6万人もいて、もう物資が尽きている可能性がある。

しかし、この戦闘に関するメディアの報道は、この現実を無視し、ロシア軍はキエフをわずか数日で打ち破れなかったので、一部のアメリカ上院議員の言葉を借りれば、「無能」であるという図式を描いている。そして、このことは、NATOの介入や「飛行禁止区域」の提唱者だけでなく、キエフにもっと武器を送りたいという人たちの論拠としても使われているのである。

「ワシントンD.C.は、ロシアに絶望的な損害を与えることを期待して、できるだけ長くこの状態を続けさせたいと考えているのは明らかだ。そんなことが起こるとは思えない」と、マクレガーは火曜日にグレイゾーンに語った。

今の最大の問題は、「西側諸国には真実がないことだ。希望的観測があり、ウクライナ人が勝つという印象があるが、それは積み重ねられない」と大佐は付け加えた。「私がテレビで繰り返し聞いた最大の嘘は、ロシア軍はウクライナの民間人を故意に殺害するように言われた、というものだ。そんなのバカバカしい、ナンセンスだ」。

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、水曜日にアメリカ議会に対し、キエフに戦闘機や防空ミサイルなどの兵器を送り、ウクライナ上空に飛行禁止区域を設定し、自分の軍がロシアに勝てるようにするよう要請した。彼は火曜日にもカナダの議員に同じことを言った。

しかし、マクレガー氏は、そのような輸送は何の効果もなく、ゼレンスキー氏が休戦交渉を拒否したことで、より多くのウクライナ人が殺されるだけだと考えている。