中国がウクライナ紛争に対する立場を表明━北京は、無責任かつ無益と考えるワシントンの圧力に屈しないと主張する（RT 2022/3/18）
https://www.rt.com/russia/552223-china-ukraine-neutral-blinken/

中国外務省の趙立堅報道官は金曜日の記者会見で、ウクライナ危機について北京は「独立」した立場を維持していると述べた。この発言は、アントニー・ブリンケン米国務長官が木曜日に、北京がモスクワを支持することを選択した場合、ワシントンは中国に「コストを課す」と警告したことを受けてのものであった。

趙氏は、「ウクライナ問題において、中国は常に客観的かつ公平に行動し、問題そのもののメリットに基づいて独自の判断をしてきた」と述べた。

また、中国の外交官は、ワシントンからの圧力が北京の姿勢を変えさせることはないと強調した。また、一部の米政府関係者は依然として中国の立場について偽情報を流そうとしており、趙氏はこれを無責任であり、危機の解決につながらないとしている。

米国は「ウクライナ危機における自らの役割を真剣に反省し」、「相応の責任を真剣に果たす」べきであると中国は考えている。趙氏はまた、ワシントンに対し、「火に油を注ぎ続けるのではなく、状況を緩和し、問題を解決するために実際的な行動を取る」よう求めた。

金曜日には、ジョー・バイデン米大統領と中国の習近平国家主席が電話会談を行い、ウクライナ危機が高い議題として取り上げられる予定です。バイデンは、中国が「ロシアの攻撃を支援する」ために取り得る行動に関して、ブリンケンが以前に行った警告を繰り返すと予想される。

木曜日、中国商務省の高峰報道官は、中国が「国際法に基づかないいかなる形の一方的な制裁」にも反対することを明らかにした。同報道官によると、このような懲罰的措置は 「安全保障問題の解決につながらないだけでなく、一般市民の生活を害し、世界市場を混乱させ、すでに減速している世界経済をさらに悪化させる」という。

この声明は、日曜日にジェイク・サリバン氏が中国に警告を発し、ジョー・バイデンの国家安全保障担当補佐官が、モスクワが西側の制裁を逃れるのを助けるならば、北京は「絶対に」報いを受けると警告した直後に出されたものであった。

ロシアがウクライナに対して軍事攻撃を開始した2月24日以降、アメリカ、カナダ、EU全体、そして他の数カ国は、モスクワに対して数々の破壊的な経済制裁を加えてきた。モスクワの中央銀行や大手商業銀行、産業全体が標的になっている。
中国は一貫してロシアに懲罰的な措置を取ることを拒否している。（以下省略）