teleSUR－国連：ロシア、ウクライナの停戦に関する決議を拒否
https://www.telesurenglish.net/news/UN-Russia-Rejects-Resolution-on-Ceasefire-in-Ukraine-20220324-0001.html

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2022/3/24

ロシアの国連代表V.ネベンジャは、キエフがドンバスで8年間にわたり行い、その間に約1万4千人が命を落とした大量虐殺を、西側諸国は無視し続けていると改めて強調した。

モスクワが2月24日から様々な目的のために特別軍事作戦を展開しているウクライナの停戦に関する決議案を、ロシアは水曜日に国連（UN）で拒否した。

ロシア国連常任代表のワシリー・ネベンジャ氏は、この草案に異議を唱え、米国と西側諸国の利益に従うものだと表明しました。

ドンバスが北大西洋条約機構（NATO）に加盟し、核兵器を保有し、ロシアの脅威となることを防ぐだけでなく、ウクライナ軍と民族主義者による攻撃からドンバスの住民を守るためのモスクワの軍事行動を「侵略」と認定しており、政治的に問題があると疑問を呈しました。

その上で、キエフがドンバスで8年間にわたり行い、約1万4千人の命を奪った大量虐殺を西側諸国は見過ごし続けていると改めて指摘した。

外交官は、この決議案を「人道的であるはずの状況で、政治的に反ロシア的な行動をとっている」と評した。

さらに、この文書は「（キエフ政府にとって）現実的でなく、ニーズに応えられない立場を硬化させるため、ウクライナの解決策探しを複雑にする」と警告した。

ネベンジャはまた、南アフリカが数日前に流した代替決議案を支持するよう求めた。報道によると、この文書は人道的状況を緩和するための第一歩として、「当事者に敵対行為の即時停止を促す」ものである。

ロシアの常任代表は、同国が今週水曜日、フランスとメキシコが作成した決議案に代わる決議案を、まず安保理に、次に総会に提出する予定であると付け加えた。

この2国の提案は、昨年3月2日の総会で、141の加盟国がロシアにウクライナでの軍事行動を停止させるよう求めた投票にさかのぼる。

報道によると、フランスとメキシコの文書は、避難民の安全な退去と人道的援助の受け入れを認めるとともに、病院、保健所、学校、電気・水圧設備などの民間用インフラを尊重するよう求めている。

これまでモスクワは、手の届く範囲での外交的・平和的努力をすべて尽くした上で、特別軍事作戦に訴えたと繰り返し述べてきた。

また、キエフが停戦を利用して軍事力や民族主義者を再編しており、彼らはウクライナ当局が住民を見捨てる中で民間人を銃撃し、避難を妨げていると糾弾してきた。