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sagakaraさん のコメント

オンキョーの倒産のニュースがありましたが、平成不況でシャープ・サンヨー・東芝・ルネサンス・パナソニックのディスプレイ部門とGAFAMが中国・台湾・韓国へ水平分業のアウトソーシングをして次々に敗退させていきました。
解ったことはソフトウエアのプラットフォームを握らないと勝てないことだった。
プラットフォームを握るには経済と技術と軍事と通貨の覇権が無いと無理だったようにも見える。中堅国家の日本は電機エレクトロニクス産業が一時的に健闘したが、最後は敗退しました。
パソコンのトロン基本ソフト構想の中止と不利な日米半導体協定を結ばされたつけは大きかったと思えます。
国力の差と大きな市場が米国だけだったのと日米安保条約内の地位協定がドイツ・イタリア並みの地位協定に改定を実現していないのが響いたとも思えます。

時代は変わり大きな市場は米国だけでも無くなった。IT半導体エレクトロニクス産業は敗退し、主な産業は自動車産業関連の一本足打法になってしまった。

米中の対立が激しくなっているのに米国にだけ依存していたら自動車産業関連も終わってしまう危険性があります。リスク分散は必須と思える。

経済の相互依存は安全保障を補完出来るとの先生の本があり、安全保障はハードパワーとソフトパワーの両輪が必要とジョセフナイハーバード大学教授は本を書いているとか。
ここは韓国の朴槿恵元大統領の米中のバランサー仲介路線が正解と思われます。

中国に対しては、もう製造業で勝てないので数ある素材部品や各種の製造装置で是非とも必要な物を今後も提供することで日本が是非とも必要と思わせるのが必要と思えます。

だから今後は技術漏えい防止を高めて素材部品や各種の製造装置だけでも技術革新を進めるのが必要です。人材育成や人材の再開発も欠かせません。

以下の野口悠紀雄氏の記事は参考になりました。
◇現代ビジネス
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/86427?page=3
台湾有事? しかし中台経済関係は70年代から極めて緊密
武力侵攻のコストは計り知れない
◇東洋経済
https://toyokeizai.net/articles/-/447387?page=2
中国が香港を併合したくてもできない決定的理由
弾圧を強化すれば経済面で大きな打撃を受ける
No.12
29ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。