changeさん のコメント
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本(6月3日発売)ウクライナ危機の「糾弾」と「制裁」を超えて 平和を創る道の探求、 はじめに、(1)戦争(死者を出す)することに意義があるか 2021年、米国がアフガニスタンから撤兵して、少し世界に平和が来たかと思いました。しかし、2022年3月24日ロシア軍がウクライナに侵攻しました。 ロシアに対する激しい糾弾と、制裁を求める声が響き渡りました。日本の国内は、「一億総糾弾」「総制裁」論です。この時期、私は講演に出かけましたが、事前に主催者から「先生、最初にロシアはけしからん。ロシアは謝罪すべきだ。即時接待せよ」と呼びかけて下さい」との注文をうけ、「講師を決めるのは貴方方の権限です。でも何を話すかは講師の権限です。私は話したいことを話します。それが嫌なら招待を取り消してもらって結構です」と申し上げたことがあります。それ位、日本国内では糾弾と、制裁を求める声が強い状況でした。ウクライナのゼレン
先の大戦の死亡者数を見ていくと、様々なことが分かる。
独ロ戦争
ドイツ死者数 531万人(戦闘員231万人、非戦闘員300万人)
ロシア死者数2,800万人(戦闘員、非戦闘員各々約半分)
アジア・太平洋戦争
日本死者数 310万人(戦闘員230万人、非戦闘員80万人)
ヨーロッパ東部戦線はアジア太平洋をはるかに凌駕する「死闘」が繰り返された。
ドイツが不可侵条約を破りロシアに侵攻した。
ソ連人を「劣等人種」とみなした世界観に基づく「絶滅戦争」といえる。
今回のロシア・ウクライナ戦争は
プーチンの基本的認識に「歴史的に一体であり独立した存在」としてウクライナを国家として認めていなかった。
その言葉が「ロシア、国民を守るためには他の選択肢」はなかったといって
「侵略」を肯定している。
私たち日本人が脅威を抱くようになったのは、戦後平和な77年を過ぎようとしているが、ヒットラー、プーチンから連想される独裁者が戦争に傾くと国家、国民が扇動されること否定できないことを知ったことに起因する。
歴史上一体であるという認識に立てば、中国と台湾の問題に直結する。我々日本人にも身近な脅威となってきている。
戦争が起きる原因を分析すれば
①軍事バランスが大きく崩れだしたとき(アジアでは米国と中國の軍事バランスが崩れだした)
②同盟関係がない時(ウクライナ)
③周辺国に独裁国がある。(中国、ロシア、北朝鮮)
などが考えられる。
ウクライナ問題を日本人一人一人が日本の問題と考え始めている。戦争が起きる原因を考えれば、日本も軍事力強化を行動に移していくべきなのでしょう。与野党とも方向性は共有すべきであり、共有できると信じています。
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