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p_fさん のコメント

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p_f
孫崎さんが この本を出されるのは何故か。日本がキナ臭い方向に確実に進んでいるとの危機感からだろう。主犯は勿論、毎度お馴染み、DS戦争屋に決まっているが、DS子飼いの連中に埋め尽くされてしまった日本の支配層が煽る戦争に対して、日本の大衆が こうも免疫が無く、まんまと乗せられてしまう状況に唖然とされたのでないか。

>「知識人が先頭に立って人々を誘導している...他人を扇動することのみに努め...同胞を戦場に送り込んでいるのだ。」

トルストイ没後、日本での この具体的状況(例)を明治期のジャ―ナリスト・鈴木天眼が解説している-

“学者ともあろう者が、なぜ没論理の説を平気で唱えることができるのか。それは学界の病巣に根差している。「思ふに日本の官僚学風は。主として法科及び文科の神国主義傾向に発露せる文書学=乃至記録文字の拘泥―幻惑―の学風=でありて。重要なる用語の元義神髄を排斥し、自己乃至藩閥官僚の因襲的意態に適すべきやう解釈を人造するのが其(その)特徴である」
学者が軍閥に迎合して非科学的理論を注文通りに編み出し、その理論を利用して軍閥がますます神国主義を鼓吹する。国民の意識から理性や知性が奪い取られ、「時代愚」と呼ぶべき愚蒙が国民を捕らえ、押し潰していく。「法科や文科の官僚学風が軍閥の猛威と共に表裏を相成して科学無視―鎖国旧思想の神国思想―を煽る結果は、愈々益々、近時の『時代愚』を増長し」(1941年3月19日)。その時代愚に嫌気が差して旅に出ることにした。”(「鈴木天眼 反戦反骨の大アジア主義」)
No.24
23ヶ月前
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本(6月3日発売)ウクライナ危機の「糾弾」と「制裁」を超えて 平和を創る道の探求、 はじめに、(1)戦争(死者を出す)することに意義があるか  2021年、米国がアフガニスタンから撤兵して、少し世界に平和が来たかと思いました。しかし、2022年3月24日ロシア軍がウクライナに侵攻しました。  ロシアに対する激しい糾弾と、制裁を求める声が響き渡りました。日本の国内は、「一億総糾弾」「総制裁」論です。この時期、私は講演に出かけましたが、事前に主催者から「先生、最初にロシアはけしからん。ロシアは謝罪すべきだ。即時接待せよ」と呼びかけて下さい」との注文をうけ、「講師を決めるのは貴方方の権限です。でも何を話すかは講師の権限です。私は話したいことを話します。それが嫌なら招待を取り消してもらって結構です」と申し上げたことがあります。それ位、日本国内では糾弾と、制裁を求める声が強い状況でした。ウクライナのゼレン
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。