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p_fさん のコメント

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p_f
RT 19 May, 2022

ジョージ・ブッシュのプーチン叩きで「イラク」滑舌は完璧な皮肉━イラク戦争の立役者がロシアのウクライナ侵攻について語るの図-Bradley Blankenship
https://www.rt.com/news/555760-bush-iraq-slip-slamming-putin/

Bradley Blankenship:米国のジャーナリスト、コラムニスト、政治評論家。CGTNでシンジケート・コラムを持ち、新華社通信などの国際通信社でフリーランスの記者として活躍中。

ブッシュ前米大統領は、民主主義の重要性と海外からの民主主義への脅威について演説し、特にロシアを狙い撃ちした際に、うっかり口が滑ったのか、恥ずかしい失態を犯してしまった。

「ロシアの選挙は不正に操作されている」 とブッシュは述べた。「政敵は投獄され、あるいは選挙プロセスへの参加を排除される。その結果、ロシアにはチェックアンドバランスが存在せず、一人の男が全く不当で残忍なイラク侵攻を決行することになった。ウクライナのことだ。」

するとブッシュは、この間違いを脇に追いやって、「イラクもだ」と言い、ロシアが何らかの形でイラクに関与しているとほのめかした-これは明らかに事実ではない。

いずれにせよ、単純な間違いかどうかは別として、ロシアのウクライナ侵攻を非難する米国の政治家の明白な偽善の最も完璧な例である。ブッシュ自身、2003年に違法なイラク侵攻を開始し、最初の数年間だけで100万人以上のイラク人の死者を出したと言われている。

結局、この戦争は、当時のイラクの指導者サダム・フセインが持っているとされる「大量破壊兵器」という偽りの口実のもと、9年間にわたる血生臭い作戦となった。米軍は、違法な化学兵器の使用、米軍による何万人もの民間人の殺害、広範な拷問の使用など、公然と戦争犯罪を犯した。これらの罪はすべて、米国によって確認されたか、ウィキリークスによってリークされた内部文書で認められている。

この恐ろしい戦争-人類史上最大の抗議行動を引き起こした戦争-を指揮した人物が、ウクライナにおけるロシアの行動を罵倒する神経を持っているという事実は、ナルシシズムの表出である。あまりに明らかに馬鹿げているので、彼自身さえ、そうだ、イラクで起こったことは「まがい物」だった、と漏らしたのである。

この「まがい物」をさらに明白にしているのは、まさに彼がロシアについて言っていた、「一人の男」がチェック・アンド・バランスなしに軍事作戦を開始することができるということだ。イラク戦争で起きたのは、まさにこれだ。このような犯罪が起こらないように設計された国際法や制度があるのだが、そのすべてが無視されたのである。このことは、国際法が法律としてではなく、一つのヘゲモニー、すなわち米国合衆国の欲望を明示するための政治的道具に過ぎないことを証明した。

まさにこのような状況、国際法の崩壊と、その結果として国際法は実際には誰も守ってくれないという感覚が、ウクライナ情勢の条件を作り出したのである。2014年から実際に続いていた紛争にロシアが介入する前、モスクワはウクライナの軍事化やウクライナのNATO加盟の可能性など、正当な安全保障上の懸念を欧米に送ったが、すべて無視された。

皮肉なことに、ロシアの利益を徹底的に無視するアプローチを始めたのは、またしてもブッシュである。ソ連崩壊後、ロシアは敵ではなく、西側諸国とパートナーになれるという希望があった。プーチン大統領の1期目が始まったとき、それは彼自身が共有する希望であった。

実際、ロシアがチェチェンでのテロに対処する際、プーチン大統領はテロ対策作戦で米国とパートナーになりたいと考えていた。アフガニスタンなど、テロに対する米国の独自の取り組みに対して、ロシアの領空などの利用を提供し、支援を約束したのである。

9.11テロ直後の2001年、ブッシュのテキサス州自宅で初対面した。ブッシュは地元のテキサス州の高校で、プーチンを「新しいスタイルのリーダー、改革者...、米国と緊密に協力して世界をより平和にするために大きな変化をもたらす男だ」と評した。その数週間後、ブッシュはイランのミサイル攻撃からNATOの同盟国を守るために、対弾道ミサイル条約を脱退した。プーチンは、この動きは軍備管理の努力を台無しにし、ヨーロッパの安全保障を弱めることになると公言した。

このような二枚舌は、それ以来、ワシントンでは基本的に常態化している。米国は、世界の指導者たちに、協力し、関係を築き、緊張を緩和したいと断言しながら、すぐに自分たちの言葉と矛盾するような政策を実行に移す。プーチンのリーダーシップの間に、何人かの米国大統領と重なり、ロシアはNATOの拡張の波に耐えてきた。ロシアの玄関先まで侵食し、ロシア周辺を軍事化した。

このように、ジョージ・W・ブッシュは、違法な侵略や外交政策におけるチェック・アンド・バランスの欠如に関して、明らかに拠って立つべき地盤がない。ブッシュがウクライナでのロシアの行動を非難する意見を述べただけでも十分皮肉だが、うっかり口が滑ったのは、その皮肉が蒸留されたように明瞭に表れたに過ぎない。
No.26
30ヶ月前
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本(6月3日発売)ウクライナ危機の「糾弾」と「制裁」を超えて 平和を創る道の探求、 はじめに、(1)戦争(死者を出す)することに意義があるか  2021年、米国がアフガニスタンから撤兵して、少し世界に平和が来たかと思いました。しかし、2022年3月24日ロシア軍がウクライナに侵攻しました。  ロシアに対する激しい糾弾と、制裁を求める声が響き渡りました。日本の国内は、「一億総糾弾」「総制裁」論です。この時期、私は講演に出かけましたが、事前に主催者から「先生、最初にロシアはけしからん。ロシアは謝罪すべきだ。即時接待せよ」と呼びかけて下さい」との注文をうけ、「講師を決めるのは貴方方の権限です。でも何を話すかは講師の権限です。私は話したいことを話します。それが嫌なら招待を取り消してもらって結構です」と申し上げたことがあります。それ位、日本国内では糾弾と、制裁を求める声が強い状況でした。ウクライナのゼレン
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。