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りゃんさん のコメント

これはわたし以外に言ってるひとをわたしはみたことがないので、どのくらい通用するものなのかわからないのですが、

ロシアは近代市民社会秩序の根幹がわかってなかったんじゃないかとおもいます。その淵源はやっぱりロシア革命しちゃったことかなと。そしてソビエト崩壊のあとは、産業をおこしてまじめな近代市民社会をつくろうとはせず、支配層が金持ちになることと、軍事力に全振りしちゃった。
どういうことかというと、たとえばクリミア。これなんかは、欲しいのなら、侵略で奪うのではなく、カネをはらって借りればよかったんですよ。99年間とかね。親露派政権のときなら簡単にできたでしょ。現金がないなら、東部地域のロシア系住民をロシア国内に引き取ることを代金代わりにするとかね。強制移住はロシアの得意技。
なお、ロシア語話者は東部に多いけど、ロシア支配を積極的に歓迎しているのは、おおむね戦後にやってきた人々であり、住民ではあっても少数民族ではありません。

こういうのが今回の意味での「外交」なんじゃないですかね。西欧社会も、所有権とか領土を奪ってくる相手には怒りますが、一方で契約を守ることには神聖な価値がある。

しかしそういう発想すらロシアにはなかったんじゃないかと。この点では中国のほうがはるかにアタマがいいとおもいます。
No.21
29ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。