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りゃんさん のコメント

これは、ネットで拾ったpdfで、小泉悠がなにかの講演に使ったものだとおもわれる。ひづけは2016.3.19とある。
https://www.cistec.or.jp/jaist/event/kenkyuutaikai/kenkyu21/02-01_koizumi.pdf

スライドを読んでみるとわかるが、要するにソビエト崩壊にともなって、ウクライナをふくむ旧ソ連から武器が様々なルートで拡散していることがわかる。ブラックマーケットとはいえないが、中国最初の空母「遼寧」もウクライナから購入されたものである。また、「武器」そのものではないが、北朝鮮が急速に核兵器技術を高めたのは、ウクライナ・ロシアの技術者の関与があるといわれることもある。

今回ウクライナに武器が集積されるにつれて、今までこうしたことに関与していたヒトビトが活発化していることは想像に難くない。つまりこれはロシアが無罪でウクライナだけ有罪という理解は間違いであり、そういう意味でショイグは勝手なことをいっていると感じる。ウクライナ兵が武器をまったく横流ししてないとはいえないが、可能性としては、ロシア兵が鹵獲した武器を売っているというほうがわたしには考えやすい。トラクターや冷蔵庫なども略奪していた兵だ。

佐藤優がジャベリンが銀行強盗に使われると書いたらしく(わたしは読んでないが)、ネットでは一基で数千万円以上するものをわざわざ強盗に使わない(売ったほうが儲かる)と批判さいれていたが、軽火器であれば、犯罪やテロに使われることはあるだろうし、もちろん戦闘員にわたることもあるだろう。重火器は、詳しく知らないが、動かすのにキーやパスワードなどが必要になるのではないか。アフガンでも米軍は多数の武器を置いて撤退したが、その後重火器が戦争に使われているというはなしは聞かない。

今回、自衛隊から防弾チョッキやヘルメットが供給されているときく。将来の中央アジアでの紛争で、自衛隊の防弾チョッキをきた戦闘員がロシアや中国とたたかっているかもしれない。
No.11
22ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。