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フレデイ タンさん のコメント

米国の軍産複合体は米国防省が兵器生産会社と完全融合した組織体で、製薬大手が米CDCと融合して、CDCが国民の利益に反して、製薬大手の利益優先の立場を取っているように、国防相は国民の防衛を遥かに超越して、兵器生産会社の利益優先に努めているのです。そういう組織を私的権力機構と呼ぶ学者もいるのです。従って、そのスピリットはコマーシャリズムなのです。

バイデン大統領がウクライナ支援としてドル札を印刷すればするほど、軍産複合体とそれに群がるNGOが寄ってたかって食い物にすることは明らかな事実であって、21世紀になって常態化してます。前のイラク戦争で戦争を一手に仕切ったチェイニー大統領が米国で指折りの大財閥になっていることはそういうことが本当に行われていることを物語っているのです。

現在では戦争の動機の源がコマーシャリズムにあるのですから、昔あった真正ミリタリズムはほとんど消えてますが、全滅しているのではありません。どっこい、世界でちゃんと二つだけ残っているのです。ナチズムと大日本帝国主義です。ナチスにはロシア人を憎むことがモチベーションになっており、大日本帝国主義はロシア人に加えて、中国人を憎むことで存在が保証されているのです。

コマーシャリズムが本義となっている米国防省にとっては、ナチズムと大日本帝国主義は貴重な存在です。とにかく、この集団はお金を要求しないで戦いをするのですから、使い勝手が宜しい。

続く
No.5
21ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。